森永製菓は、多くの企業でスタンダードになりつつあるテレワークに関してインターネット調査を実施した。調査の結果から、テレワークを行なっている人の4割が1年前に比べてテレワーク時のパフォーマンスが向上したと回答。一方で、課題については“オンとオフの切り替えが難しい”がもっとも多く、今後希望する働き方に関する質問では、“出社も可能だがテレワークを推奨”に多くの回答が集まった。
同調査結果の抜粋は次のとおり。
週の半分以上テレワークを実施している人が半数以上
テレワークの頻度に関する質問については、「週に3日〜4日」が35%でもっとも多く、続いて「週に1日〜2日」 が28%、「毎日」と回答した人は20%だった。また、1年前のテレワークの頻度についても質問したところもっとも多かったのが「週に3日〜4日」で28%、続いて「週に1日〜2日」 が21%、「毎日」が18%という結果に。
また、1年前については「実施がなかった」と回答した人が17%存在しており、全体的にテレワークの頻度は増えていることが判明した。
テレワークでも仕事のパフォーマンスに変化なしの回答が半数 「上がったと思う」は年代によって差
テレワークによって仕事のパフォーマンスは上がっていると思うか?という質問に対して「上がったと思う」と回答した人は全体の29%で、約半数の48%は「変わらない」と回答。23%が「下がったと思う」と回答した。また、「上がったと思う」回答については年齢による違いがみられ20代〜30代が35%だったのに対して40代〜50代は23%という結果だった。
テレワーク時の課題はオン・オフの切り替え テレワーク頻度増加で課題も顕著に
現在、テレワークの時に課題だと感じていることについて質問したところ、もっとも回答が多かったのは「オンとオフの切り替えが難しい」という回答で38%。特に40代〜50代は44%と高い数字に。続いて「なかなかスイッチが入らない」「社内コミュニケーションが円滑におこなえない」が28%、「インターネットの通信速度が遅い」が27%と続いた。また、1年前に比べて全体的に課題に感じることの数値も上がっており、テレワークの頻度があがったことで、課題もより顕在化してきていることがわかった。
なお、そのほかの回答では、「プライベートがなくなる」「適正に評価されるか不安」「精神状態が不安定になる」「電気代・水道代が上がった」などの回答がみられた。
今後の働き方の希望は「必要時のみ出社で基本はテレワーク」32% 一方基本出社希望者も24%に
今後について、あなたはどんな働き方を希望か?という質問に対しては回答がわかれ、もっとも多かったのは「必要な時のみ出社で基本はテレワーク」で32%。続いたのは「基本出社だが希望があればテレワーク」で24%だった。そのほかでは、「出社も可能だがテレワークを推奨」が22%、「出社もテレワークも自由に選択できる」が21%という結果となった。
調査概要
- 調査タイトル:テレワークに関する意識調査
- 調査対象:20代〜50代のテレワーカー 601名
- 調査期間:2021年6月16日〜6月22日
- 調査会社:マイナビ