「openpage」を運営するopenpageは、伊藤忠テクノロジーベンチャーズを引受先とし、1億円の資金調達を実施した。調達した資金はカスタマーサクセスのデジタル化促進に向けた製品開発に充当される。
同社の提供する「openpage」は、ビズリーチにてカスタマーサクセスマネジメント(CSM)チームを立ち上げた藤島誓也氏が立ち上げたSaaS事業者向けカスタマーサクセスクラウド。カスタマーサクセスにおいて顧客に伝えるべき情報を整理・共有し、コミュニケーションのデータ化と顧客理解を促進する。今回の資金調達により、製品開発への投資が強化され、SaaS企業やカスタマーサポート支援企業との協調開発も視野に「海外でも戦えるサービス」の開発を目指す。
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ 代表取締役社長 中野慎三氏のコメント
国内外においてSaaSサービスは増加し続け、企業でもSaaSサービスを導入することが当たり前となっています。一方、SaaSサービスを提供するベンダーに目を向けてみると、導入企業の継続利用や満足度向上に向けたフォローを担う“カスタマーサクセス”の人的依存や人的コストが課題となっています。今後は従来の“人”に依存したサポートから、データなどを活用した“デジタル化”への対応が求められると予想され、カスタマーサクセスのデジタル化を支援するopenpageがこの課題を解決すると期待しています。
株式会社openpage 代表取締役 藤島誓也氏のコメント
カスタマーサクセスは新しい職業ですが、実はすでに多くの企業様がカスタマーサクセスを組織内に立ち上げ始め、相当の市場規模があります。私たちはカスタマーサクセスのデジタル化により、国内市場のIPOに足りうる売上を達成可能と見込んでおります。GAFAやBATもSaaS領域への投資を加速させており、アメリカでは関連領域の新たなユニコーン企業も誕生しています。この期待できる市場環境の中で、本業界のリーディングカンパニーを目指せる頼もしい仲間が参画して頂きました。開拓精神ある皆さまと共に、カスタマーサクセスがある社会を作っていきたいです。