明治安田生命が、全国35,000人の営業職員が使用する社用スマートフォン上に搭載しているLINE WORKSの顧客データと、同社のSalesforce上で管理しているクラウド電話帳(PHONE APPLI)を連携し、一元管理するシステムをセールスフォース・ドットコムと共同で構築した。1,000人を超える規模でのSalesforceとLINE WORKSとのデータ連携は、生命保険業界において初の取り組みとなる。
明治安田生命では、LINEを顧客とのコミュニケーションツールとして活用するためには顧客データの一元管理が重要であると考え、2019年5月より、セールスフォース・ドットコム、PHONE APPLI、ワークスモバイルジャパン、ジェネストリームの4社と共同で、SalesforceとLINE WORKSとのデータ連携を目指す実証試験を行ってきた。
これまで、LINE WORKSの顧客アカウント情報は、既存の電話帳などの顧客属性情報と結びつけることができなかった。同システムにより、一元管理した電話帳画面に電話番号・メールのほか、LINEが加わることで、より顧客のニーズに合致した連絡手段を選択することが可能に。加えて、顧客との履歴管理を実現することで、より顧客に寄り添ったコンサルティング活動やアフターフォローの実現に貢献する。