pastureが経理・財務・会計・管理に関連する部署に在籍するビジネスパーソン900名を対象に実施した「発注請求業務に関する意識調査」の結果を発表した。
約4割が「自社の請求業務は効率が悪い」と感じている
自身が所属する会社の請求業務に関して質問したところ、23.4%が「効率が良いと感じる」(効率が良いと感じる:7.8%、どちらかというと効率が良いと感じている:15.6%)、38.8%が「効率が悪いと感じる」(効率が悪いと感じる:11.9%、どちらかというと効率が悪いと感じている:26.9%)と回答。自社の請求業務に対して「非効率」と感じる割合の方が多い結果に。
効率が悪いと感じる請求業務の第1位は「押印業務(49.0%)」
会社の請求業務に対して「効率が悪い」と回答したビジネスパーソン349名を対象に、とくに効率が悪いと感じる業務を問う設問では、最多回答は「押印業務」で49.0%、次いで「請求書の印刷・封入・投かんなどの作業」が45.3%、「請求書の管理・保管」が45.0%と続いた。
約6割が発注請求業務のため、リモートワーク中の出社経験あり
リモートワークを取り入れていると回答したビジネスパーソン411名を対象に、リモートワーク期間中に、発注請求に関連した業務のため、出社した経験があるかを質問した。すると、「経験がある」が58.4%、「経験がない」が41.6%という結果に。
支払い・請求業務に「ストレスを感じている」が約7割
支払いや請求業務の作業負担によりストレスを感じることがあるかを質問したところ、「毎月ストレスを感じている」が27.1%、「作業が多い月のみストレスを感じている」が42.4%と、合計して約7割が「支払い・請求業務にストレスを感じている」と回答した。
約4割が、発注や請求業務のペーパーレス化へ取り組む
在籍している会社で発注や請求業務のペーパーレス化に取り組んでいるかを問う設問では、「取り組んでいる」が41.6%(取組んでいる:13.2%、どちらかというと取組んでいる:28.4%)、「取組んでいない」には53.1%の回答が集まった。
「ペーパーレス化に取り組んでいない」と回答した478人を対象にその理由を質問すると、「導入コストの問題」が29.5%で最多。次いで「紙の方が安心」が26.6%、「経営陣のITリテラシー不足」が21.1%と続いた。また、そのほかの声としては「各担当が請求書を出すから」「役所が電子化対応しないと難しい」「データは消える心配がある」などといった回答も寄せられた。
調査概要
- 有効回答数:経理・財務・会計・管理に関連する部署に所属する男女900名
- 調査期間:2020年10月8日~2020年10月12日
- 調査方法:インターネットリサーチ