「Sansan Data Hub」とMAツール「SATORI」が機能連携を開始。これにより、両サービスのユーザー企業は、Sansan Data Hubによって生成されたビジネス情報を手間なくSATORIに連携でき、アカウントベースドマーケティング(ABM)等への活用が可能となる。
今回の連携により、企業に眠っているデータを、Sansan Data Hubを通して抜け漏れなく正しい情報にしたうえで、SATORIに手間なく連携できるようになった。SATORI内のデータがリッチ化されることで、より顧客属性に即したマーケティングシナリオ作成が可能になり、企業のマーケティング活動を加速させ、セールス部門の商談率や成約率向上に貢献する。
連携によって利用できる機能の詳細
- Sansanに取り込まれた名刺データに基づく人物情報をSATORIのカスタマーデータに新規で作成、または更新
- SATORI内のカスタマーデータに対しても、名寄せを行い、リッチ化した情報を付与。これにより会社―個人を紐づけでデータ管理を行える
- Sansanに登録した名刺に付与できるSansanタグ機能をSATORIでも使用することが可能に。SATORIでのシナリオ構築やセグメント化といった、各種マーケティング施策に役立てることができる。なお、利用には両サービスの契約が必要となる。
「Sansan Data Hub」について
SansanのAI技術を元にした独自のテクノロジーにより、「名刺」の情報を軸に、社内のデータを正規化・統合する機能。CRM・SFA、MAツール上で管理しているデータの二重登録を防ぎ、名寄せ・クレンジング工数の削減を実現する。
- 正規化:Sansan独自の正規化ノウハウにより表記の揺れをなくし、より正確な顧客データ管理が実現
- データ統合:名刺管理ビジネスで培ったノウハウ・ナレッジ・オペレーションを活用し、異なるシステム間の顧客データを半自動的に統合し続けることが可能
- リッチ化:登記情報、法人番号、帝国データバンクの情報を付与し会社情報をリッチにするだけでなく、役職ランクや部署分類など人に関する属性も付与し、情報の価値を向上
新型コロナウイルス感染拡大にともない、企業はオンラインを用いた新しい働き方への移行に迫られているが、Sansanが提供する「オンライン名刺」の機能も活用することで、オンライン商談含めたすべての接点情報をSATORIと連携させることができ、オンライン商談などの営業情報もマーケティングに活用することが可能となる。