クラウド営業支援ツール「Senses(センシーズ)」を提供するマツリカは、AIによる営業案件の受注予測機能「Senses Insight」を提供開始する。同ツールに蓄積された営業データから、案件ごとの受注(成約)確率を予測・提示する。AIが利用企業ごとの最新のデータで学習し続けていくことで、より精度の高い案件の見極めや、リスク検知が可能になるという。今回、サカエでの先行導入においては、AI予測の正答率が80%という結果となったとのこと。
同機能では、今までに蓄積された組織の営業データをAIが分析し、案件ごとに受注確率や営業のリスクを提示することを可能に。これにより、利用企業ごとに営業データを活用して、オンラインの営業下でも、ロジカルかつ持続的な営業戦略の構築やコミュニケーションが実現できる。
同機能の特徴は、次のとおり。
- 契約確率の予測:営業案件の現状の契約確度を分析し、想定されるリスク要因とともに提示。
- 類似案件の抽出:過去の事例を情報として活用し、類似の受注案件を提示。
- 次のアクションをおすすめ:現状から受注に近づけるために有効な、次のアクションを提示。
昨今の新型コロナウイルス対策として急増するテレワークによる営業活動では、対外的な商談などに限らず、対内のコミュニケーションに関しても、オンラインベースの新しい手法の確立が求められている。
同機能は、日々の営業活動を入力するだけで、受注するために、または失注しないために、現場のメンバーが何をすればいいのかを教えてくれるという。これにより、組織が積極的にデータを溜めてPDCAをまわし、オンラインでもオフラインでも環境を問わずに、さらに強い営業組織になるためのサポートが実現できるとのこと。