オプトデジタルは、営業活動およびコールセンター業務のリモート化・省力化を実現するべく、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用したふたつのSaaSサービス「Deep Connect」および「Deep Reach」を開発し、8月1日より順次提供を開始する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業は対面営業などの従来の営業手法の見直しを迫られている。また、コールセンターは3密(密閉・密集・密接)回避のため稼働率が低下しており、従来の運営体制を見直す動きが広まっている。
これを受け同社では、対面での営業活動およびコールセンター業務のリモート化を可能にすべく、LINEを活用し、2つのSaaSサービスを開発した。
「Deep Connect」は、LINEを活用してユーザーの利便性を高めつつ、安全な環境を構築し、機密情報のやり取りを可能にすることで企業の対面での営業活動やコールセンター業務の省力化と、コールセンターに勤務する従業員のリモート運用を実現する顧客対応チャットツール。8月よりトライアルでの提供を開始し、9月に正式に提供を開始する予定。
「Deep Reach」は、LINE株式会社が提供する「LINE通知メッセージ」を、システム開発の手間なく容易に利用できるサービス。LINEに登録されているユーザーの電話番号情報と企業に登録されている電話番号情報をマッチングすることで「友だち」として登録されていないユーザーにも、暮らしにかかわる重要性や必要性の高い情報に限り企業からメッセージを配信できる。Deep Reachの活用により、契約者データベースとの連携や新たなシステム開発の必要はなく、安価かつスピーディーに利用できる。
Deep ConnectおよびDeep ReachのふたつのSaaSサービスにより、企業は顧客の利便性を維持したうえで、スピーディーにオンライン受付システムおよびチャットによる顧客コミュニケーションツールの導入を実現することができる。順次サービスの提供を予定しているとのこと。
「Deep Connect」の特徴
- 「LINE」などの大手プラットフォームアプリを活用しつつも、安全なシステム構成により、個人情報のやりとりが可能なチャットサービス
- 受付時の導線を企業の組織状況に合わせて柔軟にカスタマイズ可能、かつ複数拠点への振り分け機能を備え、企業内の複雑化した組織体制やオペレーションにも柔軟に対応可能
- チャットbot機能を備えているため、受付手続きの自動化が可能
- 「LINE」などの大手プラットフォームアプリを活用しているため、ユーザーのアプリダウンロードを必要とせず、サービスの早期普及が可能
- SaaSサービスとして提供するため、申し込みから最短2週間でチャットサービスを導入可能
8月よりトライアルでの提供を開始、9月に正式提供を予定。
「Deep Reach」の特徴
- LINEに登録されたユーザーの電話番号と企業が所有する電話番号をマッチングすることで、暮らしにかかわる重要性や必要性の高い情報に限り、友だち登録を行っていないユーザーに対しても企業からメッセージを配信することが可能
- 企業が保有する電話番号を元に、契約者ひとりひとりに向けたメッセージ配信が可能。企業独自で保有している契約者データベースとの連携は不要
- SaaSサービスでの提供により、企業ごとの配信システム開発が不要となり、低コストかつスピーディーに導入可能
- 「LINE通知メッセージ」を実施するにあたり都度必要となる、LINE社への審査依頼やユーザーコミュニケーション用ウェブページの作成なども代行し、運用に必要な手続きをトータルでサポート
- SMS、電話、DMで行っていた契約者向けの各種連絡、通知を代替えすることができ、LINE通知メッセージを使うことで高い到達率とコスト削減の双方を実現可能
- すでにLINE公式アカウントを運用している場合、自社サービスのさらなる訴求および友だち獲得が可能
- 「LINE通知メッセージ」はLINE公式アカウントから配信されるため、昨今SMSの運用などで懸念されている「なりすまし」や「フィッシング詐欺」などのリスクを抑制することが可能
- SaaSサービスとして提供するため、申し込みからLINE社の審査を経て最短2週間ほどで配信可能
提供開始時期は8月中旬を予定している。