ナリス化粧品は、関東地区・東海地区・関西地区の有職女性2,120名に、今年4月以降のテレワークや、オンラインメイクに関するアンケートを行った。同調査結果の詳細は、次のとおり。
テレワークしているのは約4割、「ほぼ毎日」は約1割 東京都では半数以上がテレワーク実施も関西は3割程度に
今年4月以降、20〜59歳の有職女性2,120人に、テレワークをしているか否かたずねた。テレワークを「行っていない」女性は約6割。頻度は異なるが、テレワーク「している」女性は、約4割。もっとも多いのは、「週に3~5日」テレワークをしている女性で12.5%。「ほぼ毎日」テレワークしている女性は、約1割という結果だった。
また、今回調査を実施した15都府県の中で、テレワークの実施が多いのは「東京都」で54.3%と、半数以上の女性がテレワークをしている。次いで、「千葉県」46.9%、「茨城県」42.0%、「神奈川県」40.6%と続いた。関西地域は軒並み約3割程度と、テレワークをしている女性が少ないことがわかった。
オンライン会議をしているのは3割超も「まったくしていない」が約6割に。
仕事でオンライン会議をしているか否か聞いてみたところ、「よくしている」女性と「時々している」女性を合わせると、3割を超えることがわかった。もっとも「オンライン会議をしている」のは30代で、前半も後半も4割を超える女性がオンライン会議をしていた。20代前半や50代の女性は、オンライン会議をしているのは約2割にとどまる結果となった。
テレワーク中メイクをしているのは約7割 年代あがるにつれてメイクしない人が増える傾向
テレワークを「している」と答えた女性に、テレワーク中にメイクをしているか否かたずねた。「いつもしている」女性と、「オンライン会議があるときはしている」女性を合わせると、約7割の女性がテレワーク中もメイクを「している」と回答。また、オンライン会議の有無に関わらず、「いつもしている」女性は約3割だった。
特に、20代前半の女性は4割以上の女性が「いつもしている」と答えており、30代では「いつもしている」が3割台、40代以降になると4割台と、年齢を重ねるにつれてメイクをしている女性が少なくなる傾向があることが判明した。ただし、「オンライン会議があるときはしている」と答えた女性は、20代前半以外の年代では約4割の女性がメイクをしていることがわかった。
オンライン会議で画面上の自分のメイクに自信がない女性は約6割
オンライン会議を「している」女性に、画面上の自分のメイクについて聞いてみたところ、約6割の女性が、「自信がない」と回答した。年齢別にみてみると、若年層の20代前半では、「とても自信がある」「まあまあ自信がある」を合わせると55%の女性が、「自信がある」と回答。年齢を重ねるにつれ、「自信がない」と答える女性が増えていくことがわかる。
また、オンライン会議の頻度と、オンライン上のメイクの自信について掛け合わせると、オンライン会議を「よくしている」女性ほど、オンライン上のメイクに自信があり、オンライン会議を「あまりしていない」女性は、オンライン上のメイクに自信がないことが判明した。
また、オンライン上のメイクの見え方について聞いたところ、「メイクに自信がある」と答えた女性は、「若く見える」、「顔が小さく見える」といったプラスの印象を感じており、「メイクに自信がない」と答えた女性は、「老けて見える」「表情が暗く見える」などマイナスの印象を感じていることがわかった。
テレワーク中のメイク理由「いつオンラインの仕事が入るかわからない」、「オンオフの切り替え」、「「仕事をする意欲がわく」など
テレワーク中にメイクをしていると答えた女性に、メイクをする理由を聞いた。1位は、「いつオンラインの仕事が入るかわからないから」という義務的な回答だったが、それに続いて、「メイクをすることで、仕事とプライベートの切り替えになるから」、「メイクをすることで、仕事をする意欲がわくから」といった回答が多く上がり、人に見られることや見せることを意識しているのではなく、メイクを気分の切り替えや、モチベーションアップにうまく使っている女性が多いことがわかった。
調査概要
- 調査機関:2020年7月22日~7月30日
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 調査対象;20〜59歳の関東地区・東海地区・関西地区の15都府県の有職女性2,120名(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)