Box Japanは、生産性の向上とコラボレーションの促進を可能にするAll-New Boxのエクスペリエンスを実装することを発表。
重要なトピックやワークストリームを中心としたファイルやフォルダの整理を容易にする「コレクション」機能、ファイルにBoxプレビューから注釈を追加できる「アノテーション」機能、ビデオ会議におけるコンテンツの共有を容易にするZoom統合機能の強化を含む、Boxの機能アップデートが紹介された。
コレクション
All-New Boxは、よりシンプルで使いやすくなったユーザーインタフェースによってBox内のナビゲーションを容易にし、ひとりひとりの生産性を最大化。All-New Boxには、デザインを刷新したアクションバー、アイコン、ZipやRAWファイルの高度なプレビュー機能などの強化に加えて、Box内のコンテンツをパーソナライズして整理するための新機能「コレクション」が実装されている。
同機能は、5月7日よりベータ版が一般公開されており、コンテンツの整理に便利な機能を提供する。ユーザーは、プロジェクトや、プロジェクトに関連するコンテンツのための専用スペースをBox上に作成し、名前をつけ、ファイル、フォルダ、ブックマークされたドキュメントなどの関連コンテンツをそこに追加する。コレクションの情報には、Boxの左側のナビゲーションから容易にアクセスが可能。なお、ほかのチームメンバーによるBox上の共有コンテンツへのアクセスには影響しない。
アノテーション
今やさまざまな業務で地域やタイムゾーン、組織を超えたチームコラボレーションが行われており、コラボレーションをセキュアなものにすることは重要な課題に。コラボレーションにおいては、共有するコンテンツに対するフィードバックとレビューを効果的に行うことが重要になる。同機能を利用することで、ファイルのプレビューの際に、自由な形式のマークアップやテキストコメントを直接Box上に記録することが可能に。コンテンツに注釈を残すために外部のアプリケーションを使用する必要がなくなる。
ファイルリクエスト
外部の共同作業者から、Boxアカウントの有無にかかわらず、ファイルやメタデータをセキュアかつ確実に受け取ることを可能に。従来のFTPや、高コストのカスタムポータル、紙の書類による低速な送信を置き換える機能となる。同機能では、ユーザーは外部の共同作業者に対し、ファイルの提供を促すためのリンクを送信。リンクを受け取った共同作業者が、ファイルをリンク先にドラッグ&ドロップすることで、ファイルはBox上に保存される。補足情報はファイルのメタデータとして自動保存され、ワークフローのトリガーや、Box内でのコンテンツ検索に活用される。
Zoom統合機能の強化
BoxとZoomの統合機能は昨年リリース。今回、統合機能の拡張により、Boxのユーザーは、プレビューからのクリックひとつで、Box上のコンテンツから直接Zoomミーティングを設定したり、会議に参加することができる。
提供スケジュール
- All-New Boxのユーザーインタフェース(コレクション、および、ファイルリクエストの拡張版)は、現在ベータ版を一般提供している。
- Zoom統合機能の拡張版は、5月下旬リリース予定。
- アノテーションの一般公開は、7月に予定。