家賃債務保証を中心に事業を全国展開している全保連は、UPWARD株式会社が提供するフィールドセールス向け活動管理クラウドサービス「UPWARD」を導入した。
これまで全保連では、「不動産会社がどこにあるのか」「そこに行くためにはどういう経路があるのか」「訪問活動の内容は」などの取引先情報の管理は営業社員任せであったため、紙の地図や手帳に書きこんだり、頭で記憶したりと営業社員によって管理方法はさまざまだった。
そこでフィールドワーカーの活動を効率的にデータ化するために、同ツールを導入した。主な導入ポイントは、下記のとおり。
Salesforceのクラウド環境を使ったセキュリティ
セキュリティ面において金融情報システムセンター(FISC)の定める安全対策基準に準拠。同ツールを通じて顧客管理システム「Salesforce」に自動でデータが蓄積される。
地図上で取引先情報を確認でき、効率的なルート検索が可能に
地図上から取引先の場所が確認でき、ボタンを押せば取引先までの最適なルートを検索することが可能。これまで必要だった取引先企業の場所を調べたり、ルートを考えたりする必要もなくなり、すぐに訪問できる環境が整備される。
ついで訪問が可能になり、営業生産性が向上
地図上で取引先企業を確認できるため、土地勘のない地域でもすぐに営業活動が可能。訪問活動報告についても同ツール上に記録・参照でき、営業活動の効率が向上。また数百社受け持つ不動産会社を取りこぼすことなく確実に訪問できるようになった。
訪問活動がどこでも共有でき、属人的ではない引き継ぎが可能に
営業現場からスマホで容易に操作できる。また、取引先の引き継ぎもスムーズに行えるようになった。以前の担当者が行っていた訪問活動の履歴も確認できるため、業務の効率化が図れる。これまで属人化されていた取引先の情報が可視化された。
今後は取引先管理や営業支援のみならず、時間の管理も同ツールで行っていく予定。交渉や契約にどれくらいの時間がかかったのかがわかれば、担当者を最適配置したり、エリア編成が効率化されたりする見込みだ。