コグニティとEmotion Techは共同で、顧客体験向上や接客品質向上を目的とした新ソリューションをリリース。サービスの概要は、以下のとおり。
1.営業トークのデータ化
各営業担当の営業トークをデータ化、コグニティ独自のAI(知識表現)フレームワーク「CogStructure」を使い、営業成績ごとのトークフローやトーク内容を分析する。
2.トーク内容のポイントを分析
トークフローをもとにEmotionTechがNPSを調査し、「営業担当への顧客評価」「営業成績」「営業トーク」を掛け合わせ、統計解析・AIを用いた分析を行う。これにより、営業成績が良い担当が行っている活動の「何が重要なのか」を明確にする。
3.全スタッフの営業品質を底上げ
分析の結果導かれた「重要なトーク内容」を全スタッフが習得できるよう、モデルトークを作成・教育する。
4.改善効果検証とPDCAサイクル
研修の結果、営業成績・営業担当への評価が向上したかを再度分析して効果検証。また、再度2.同様の分析を行うことで、より精度の高い改善施策が明確になる。
近年、消費者人口の減少や競争環境の激化などに伴い、営業活動における対面での接客・接遇における顧客体験向上は、企業にとって重要なテーマとなりつつある。売れるセールスパーソンやハイパフォーマースタッフのトークスキルを形式化し、そのベスト・プラクティスを全スタッフの営業活動に落とし込んでいきたいというニーズが高まってきているとのこと。
そこで、コグニティが保有するAIによる文脈解析技術とEmotionTechが保有するNPS・感情データ解析技術を統合させ、対面営業のクオリティを向上させるためのソリューションを提供するに至った。