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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZien Day 2025 Winter

2025年1月28日(火)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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パートナーセールス実践事例

パートナーの起点は「世界観の共有」 三菱UFJ銀行とLayerXが目指す、顧客主語の新たな価値創造

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「日本企業の生産性向上に貢献する」という大きなビジョンを打ち出し、2024年10月に業務提携契約を締結した三菱UFJ銀行とLayerX。LayerXの社員が三菱UFJ銀行へ出向するなど、協業体制を構築し、「バクラク for MUFG」の提供に取り組んでいる。この協業の先に、両社はどのような未来を描いているのだろうか。三菱UFJ銀行 決済企画部の林博之さんと岩崎聖也さん、LayerX バクラク事業部・パートナーアライアンス部の鈴木竜太さんにお話をうかがった。

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金融機関×SaaSのタッグで、新たな価値の提供に挑戦

──三菱UFJ銀行がパートナービジネスで目指すビジョンについて教えてください。

林(三菱UFJ銀行) 三菱UFJ銀行は「世界が進むチカラになる。」というパーパスを掲げていますが、これはお客様の経営課題をひとつずつ解決することから始まります。「ファイナンス×テクノロジー」、いわゆるFinTech(フィンテック)の規制緩和が進み、新たなサービスや技術が生まれる中で「従来のやり方で、お客様が求める価値を提供し続けられるだろうか」と考えていました。

 その中でパーパスを共有できる企業とタッグを組み、新たな価値やサービスを提供していくことは、多種多様な価値が次々と生まれている現代ビジネスの必然の流れとも言えます。今回のLayerXさんとのアライアンスは、そうした時代の流れも感じています。

株式会社三菱UFJ銀行 決済企画部 業務戦略グループ 次長 林博之さん
入行以来、銀行業務のほか、証券会社や事業会社などへの出向を経て、現在は責任者として、FinTech企業など他社とのパートナービジネスに注力。中小企業へのファイナンスサービスの新規創出も担う。

──一方、LayerXのパートナービジネスでは、どのようなビジョンを目指しているのでしょうか。

鈴木(LayerX) LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する」というミッションを掲げています。その中でパートナーアライアンス部では「パートナーとワンチームとなり、最適迅速な商流で、サービス価値を届け切る」ことを大切にしており、この部分が三菱UFJ銀行さんの思いと合致したと考えています。バクラク事業をスタートさせたときから「銀行のニーズにマッチするだろう」と考えていましたから、その第一歩として三菱UFJ銀行さんとタッグを組めたのは幸いでした。

──三菱UFJ銀行内にLayerXの出向者を受け入れるなど、“紹介”を超えた「バクラク for MUFG」の営業活動を開始しています。これまでにない形での連携に挑戦した狙いを教えてください。

株式会社三菱UFJ銀行 決済企画部 上席調査役 岩崎聖也さん
9年にわたり法人営業に従事。外部出向では、ブロックチェーン技術を使った新ビジネス開発に従事。決済企画部では、外部企業とのアライアンス推進に取り組み、銀行だけではできない新たな価値提供を図る。

岩崎(三菱UFJ銀行) お客様へ価値を提供し続けるには、お客様のDXにもう一歩踏み込んでいかなければなりません。そのためには、お客様のニーズをもとに受動的に他社のSaaS商材を“紹介”するだけでなく、お客様の課題を掘り起こして能動的にアプローチしていく必要があります。そうした課題感から、LayerXさんのメンバーに出向もしていただき、“紹介”を越えた営業体制に挑戦しました。

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ステークホルダーの多さは覚悟のうえ ビジョン浸透の道のり

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この記事の著者

清家直子(セイケ ナオコ)

フリーライター。地方新聞社で報道記者として、行政や事件報道に従事。現在は、企業オウンドメディアやビジネス系、法律関連サイトなどでインタビューを含めた情報発信を行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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