NECおよびNECマネジメントパートナーは、働き方改革の一環として、VR・AIを活用した会議を行う実証実験を2018年10月~2019年3月で実施する。これにより、企業内におけるコミュニケーションや新たな会議スタイルについて検証を行い、「法人VRソリューション」における新コンテンツとして、2019年度の提供を目指す。
現在、NECグループは経営基盤強化のために間接コスト削減に取り組んでおり、その間接業務中の会議やプレゼンテーションなどコミュニケーション業務の生産性向上と高度化を目的に、VR・AIを使った業務改革の検証を行う。NECマネジメントパートナーはNECグループの業務改革を推進しており、AI、IoT、VR、RPAといった様々なICTの活用を進めている。今回、NECグループで自ら実証を行い新しいワークスタイルを構築することで、今後実践したノウハウを顧客へサービス提供していくとのこと。
具体的には、NECマネジメントパートナー全社のさまざまな業務(拠点とのリモート会議、プロモーション企画会議、現場革新ワークショップ、サービス審議会等)にて本ソリューションを活用。これにより、通常の会議やウェブ・TV会議とは異なり、展示会のレイアウト設計など実際の空間の体験や難聴の方などとも使いやすくインタラクティブな会議を行うことができる。さらに、AIやチャットボットと連携することにより、人とAIがVR空間内で対話しながら協働するワークスタイルを可能にする。
VRを活用した会議の特徴
1.3D空間によるインタラクティブな会議・プレゼンテーションの実現
展示会のレイアウト設計や現場説明などを、3Dモデルや実際の空間で撮影した360度画像を使い、VRで仮想的に体験することによって臨場感を持ったプレゼンテーションと議論を可能。
2.AIやチャットボットと協働し、アシスタントとして活用
AIやチャットボットをアバターとして会議に参加させることができる。これにより、事務的な作業をAIに擬人的に依頼でき、人とAIが対話をしながら協働するワークスタイルを可能に。
3.誰にでも使いやすい会議の実現
VR会議空間内で話した内容をテキストに変換し、キャプションとして表示。ON、OFF切り替えも可能で、難聴の人でも同じ情報量で公平なコミュニケーションが可能となる。