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SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

AI時代のCS進化論

AI時代に、なぜ「泥臭いCS」が求められるのか? 業界インフラを担う覚悟と、拓かれた多様なキャリア

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顧客の「経営パートナー」へ。CSから始まる「最強のビジネスパーソン」のキャリア

 現在のCSは、セールスが獲得したプロダクトの導入支援や活用促進を中心に動いていることが多いのではないでしょうか。しかし、これはまだCSのキャリアとしては序章に過ぎません。

 将来的に、VSaaSのCSは、特定のプロダクトや部署の担当という枠を超え、顧客企業の経営課題そのものに伴走する存在へと進化できると考えています。担当領域での成功例を横展開していき、最終的には経営層の意思決定プロセスまで入り込み、組織全体のDXを牽引する。そんな役割を担うのです。

 たとえば、顧客のP/L(損益計算書)を読み解き、どこにコストの出血があり、どこに投資をすべきかを提言し、他部署や他業務の変革までリードする。このサイクルを回せる人材は、もはやITベンダーの担当者を超えた「経営パートナー」です。一般的なコンサルティングファームでは届かない、業界特有の商習慣への深い解像度。これこそがVSaaSのCSの武器です。

 現場と理想の両面を知り尽くしたVSaaSのCSが、「顧客の脳の一部」として経営の意思決定に関与すれば、LTV(顧客生涯価値)は最大化され、チャーン(解約)という概念すら消失するはずです。

 VSaaSのCSは、ビジネスに必要な全要素(プロダクト、技術、営業、泥臭い折衝)を高い密度で経験できる、いわば「最強のビジネスパーソンになるための道場」です。スキルマップに向き合い、ひとつひとつスキルを高め、社内外問わず様々な修羅場をくぐり抜けてきた人材には、次のような多彩なキャリアパスが拓かれています。

  • CSとしてのキャリアパス
キャリアパス 概要 詳細

CSリーダー

ピープルマネジメント・組織構築 プレイヤーとしての成果から脱却し、チーム・部門全体の成果を最大化する

CS Ops(オペレーションズ)

オペレーション・テック・仕組み化 データやツールを活用し、テックタッチ支援や組織全体の後方支援・生産性向上を担う

CS イネーブルメント

組織の底上げ・イネーブルメント 現場での泥臭い成功体験を型にし、ジュニアメンバーの戦力化スピードを劇的に引き上げる
  • CS以外のキャリア
キャリアパス 概要 詳細

BizDev(事業開発)

イノベーション・事業創造 CSで培った顧客理解を武器に、ゼロイチで新しいビジネスモデルを立ち上げる

PdM(プロダクトマネージャー)

プロダクト進化・開発連携 顧客の声を直接聞き、現場の運用フローを熟知した圧倒的な解像度を武器に、開発側へ転身する

セールス

セールス・収益最大化 導入後のサクセスを完全に見据えたうえで、質の高い新規獲得や大型クロスセルを牽引する

 キャリアは「積み上げ」です。CSからほかの職種へ移ることは決してゼロからの「転向」ではありません。CSで培った「人を動かし、結果を出す力」という汎用的な武器を、別の戦場で振るうことにほかなりません

 変化の激しいVSaaSの業界・組織において、高い解像度で顧客と向き合い、主体的にマルチタスクを完遂してきた経験。そこで得られる成長の「密度」は、他の環境で過ごす数年分に匹敵するものだと私は確信しています。

AI時代に求められる、VSaaS業界におけるCSの価値

 VSaaSのCSは、決して甘い場所ではありません。 覚えるべきことは膨大で、対峙する顧客は業界のプロフェッショナル。そして背負うのは、業界インフラを支えるという極めて重い責任です。無策で挑めば返り討ちに遭うこの厳しい戦場だからこそ、磨かれる「個の力」があります。

 AIが台頭し、多くのスキルがコモディティ化する時代において、複雑な現場を整理し、人の心を動かし、社会実装を成し遂げるという泥臭い能力は、市場から求められ続けるビジネスパーソンの本質的な価値となります

 我々はこれからも、不動産業界という巨大なレガシー産業を「CS力」でなめらかに変えていく、変革のリーダー集団であり続けます。 その最前線に立ち、業界の未来を創るのは、ほかでもない1人ひとりのCSなのです。

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この記事の著者

イタンジ株式会社 CS Ops 部長 岡田 昌樹(オカダ マサキ)

SIerにて新規事業開発に従事し、営業・開発・カスタマーサクセスまで幅広く経験。SaaSとDXの可能性に魅力を感じイタンジへ参画。同社の主力事業である賃貸募集支援事業において、CS組織立ち上げから体制構築を牽引し、エンタープライズ領域を主導。現在は約40名規模のメンバーを率い、セールス及びサポートチ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/8319 2026/05/21 07:00

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