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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

データ×イネーブルメントで“売れる仕組み”を再設計 AI時代の営業進化論

「会えない時代」の勝ち方とは 購買の意思決定を促進する「Buying Jobs」と顧客データ統合

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顧客ロイヤルティを左右する「Buying Jobs」の概念

 バイヤーイネーブルメントを実現するために、私たちが提唱しているのが「Buying Jobs」という概念です。これは、顧客が商品を購入する際に果たさなければならない役割や、クリアすべき各プロセスを指します。

 これからの営業のミッションは、顧客がBuying Jobsを進める中での「阻害要因」を早期に特定し、その解決を支援することにあります。

 ここで、BtoBにおける購買意思決定プロセスを考えてみましょう。

  • 「モノ売り」:解決手段が特定されたあとの「選定段階」で初めて顧客と接点を持ちます。このタイミングでは価格競争に陥りやすく、価値訴求は困難です。
  • 「コト売り」:解決すべき課題の特定段階から関与します。顧客のビジョンをともに描き、プロジェクトを組成することで、自社の存在価値を高めます。
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 しかし、「営業は不要ではないか」と考えている顧客に対して、17%という限られた時間の中で、これらすべてを営業が担うのは現実的ではありません。

 そこで、製品のメリットを伝える役割はマーケティングに委ね、「顧客が社内稟議を通すために必要なプロセス」や「対処すべき懸念事項」の解消に時間を集中させる。これがバイヤーイネーブルメントの基本的な考え方です。

バイヤーイネーブルメントを阻む「顧客データの分断」

 バイヤーイネーブルメントは「言うは易く行うは難し」です。なぜなら、マーケティングからカスタマーサクセス、保守サービスに至るすべての接点情報を統合し、営業に対して「今、顧客のBuying Jobsを阻害している要因は何か」を考えるために精度の高いパス(データ)を渡す必要があるからです。

 しかし実態として、多くの企業では部門ごとにシステムが乱立し、顧客IDさえ統一されていない「情報の分断」が起きています。

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  近年、営業効率化のために生成AIの導入を急ぐ企業が増えていますが、残念ながら生成AIを導入する前に「半年ほどかけてデータを統合する」というプロセスが必要なケースが非常に多いようのです。

 顧客データを統合する魔法のような解決策はありません。その中で、ひとつのヒントとなる事例をご紹介しましょう。

次のページ
成功事例:「顧客ニーズDB」の構築がもたらしたパイプライン増加

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データ×イネーブルメントで“売れる仕組み”を再設計 AI時代の営業進化論連載記事一覧
この記事の著者

SalesZine編集部 高橋愛里(セールスジンヘンシュウブ タカハシアイリ)

新卒で総合情報サービス企業に入社し、求人広告の制作に携わる。2023年翔泳社入社。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://saleszine.jp/article/detail/7960 2026/02/13 07:00

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