“スピードは誠意を表す” 即レスが重要な戦略である理由

今の営業は対面中心からオンライン中心にシフトしている。
メール、チャット、SNS、AIを駆使する時代に必要なのは“上手に話す力”より“素早く書く力”だ。これは単なるタイピングの速度ではない。短くても的確に、相手の心に届く言葉を素早く返せる力が問われている。今後、この重要性はますます高まっていくだろう。
ネット広告の営業をしている知人のこと。ライバルも多くずっと苦戦していた。
あるとき「これからはレスの速さで勝負する」と決断したという。クライアントからの問い合わせに即レスすることを心がけた。たとえ返せる情報が揃っていなくても、「了解いたしました。調べてのちほどご連絡します」とひと言だけでも即レスする。
これだけでもクライアントが受ける印象は変わる。結果「レスの早い人に任せたい」と選ばれるようになり、今では会社で常にトップ3の成績を出せるようになった。
ここで重要なのは“スピードは誠意を表す”ということ。返事が早い人は、相手から「自分を大事にしてくれている」と感じてもらえる。逆に遅ければ「優先度が低い」「軽く扱われている」と思われてしまう。営業としての能力や商品力よりも「レスの速さ」が大きく影響しているケースが増えているのだ。
営業とは人に選ばれる仕事。その基準に「レスポンスの速さ」が加わった今、即レスは勝ち残るためにもっとも重要な戦略と考える。今結果を出している営業スタッフはすでに即レスを実行している。そのスピードの差が、信用を生み、契約を生み、成功を生む。
営業は完全にスピードの時代へ突入した。
次にスマホから通知音が鳴ったとき、あなたはすぐに応えられるだろうか。そのスピードが、あなたの未来を決める。レスポンスの速さこそが、次世代の最強の営業スキルなのだ。