営業パーソンあるある7選
営業パーソンなら思わず頷いてしまうような、「あるある」ネタを7つご紹介します。あなたはいくつ当てはまりますか? 全部当てはまったらあなたもどっぷり業界につかった営業パーソンかもしれません。
顧客の気持ちより数字を追ってしまう
営業で最も「あるある」なのは、ノルマ達成のための数字との駆け引きではないでしょうか。「目標の数字まであといくら」「目標の人数まであと何人」などと意識的・無意識的に限らず、考えてしまう人は少なくありません。
そのため、顧客が本来必要なものより高いものを提案してしまったり、一人ひとりの顧客とじっくり向き合う時間が取れなかったりすることもあります。上司からのプレッシャーや、昇格やボーナスが絡んでいるとなおのこと、顧客の気持ちを置き去りにしがちです。逆にクレームにつながらないよう、焦っているときこそ顧客の気持ちを意識しながら仕事をしましょう。
アポイントメント間の時間のやりくりに苦労する
思ったよりも商談が早く終わってしまったけれど、会社に帰るには時間がない、といったちょっとしたスキマ時間のやりくりに苦労した経験がある営業パーソンは少なくないのではないでしょうか。
特に、近くにぴったりのカフェなどがあれば良いのですが、たまたま何もない場所で時間を潰さなくてはならなくなることもあります。そんな時には、駅や公園のベンチでぼんやりと座っていたり、意味もなく電車に乗ってみたりすることもあるでしょう。スキマ時間を上手に使えるよう、スマホやノートパソコンで簡単に捌けるタスクや電子書籍を準備しておくと良いかもしれません。
わずかな時間でもリフレッシュできる
アポイントメントまでに空いた時間や、アポイントメントとアポイントメントの間のちょっとしたスキマ時間などに休憩できるポイントをたくさん知っていると、営業パーソンの強みになります。リフレッシュできるポイントがたくさんあれば、それだけ心身を休ませられるからです。
喫茶店やカフェはもちろん、ファミレスや車の中など、さまざまなリフレッシュポイントを用意しておくことで、ストレスを上手にコントロールできるでしょう。
お気に入りの商品を推してしまう
お気に入りの商品やサービスにはついつい気持ちが入り込んでしまい、多少顧客の求めるものとズレていても勧めてしまいがちになるのも、営業あるあるではないでしょうか。特に、営業成績が好調だったり、セールストークが確立されてきたりすると、トークの説得力が増すことから、ついお気に入りの商品やサービスばかり推してしまいがちです。
しかし、いくら営業パーソンのお気に入りだったとしても、それが顧客の求めるものとズレてしまうと注文につながらないばかりか、クレームにつながってしまうこともあります。自分のトークがお気に入りばかりになっていないかどうか、いま一度見直してみるとよいでしょう。
会社の携帯が鳴ると緊張する
前触れもなく会社の携帯が鳴ると、「クレームでは」とついつい緊張してしまうことがあります。特に、アポイントメントの間の空き時間のリフレッシュ中に電話が鳴ると、悪いことをしているわけではないのになんとなくビクッとしてしまう人は少なくないでしょう。
また、中には時間外や休日に電話がかかってくることもあり、こうした電話には出たくないのが人情です。
プライベートでも時間に厳しくなる
営業職の特徴として、時間を意識した行動をする傾向が挙げられます。そのため、プライベートでも時間に追われてしまう人が少なくありません。時間に追われてしまい、遅れないようにしようと急ぐあまり、車の運転が乱暴になるケースもあるようです。
こうした傾向がある人は、時間そのものに余裕を持った行動を心がけるようにすると良いでしょう。時間に追われることなく、事故を起こすリスクも減らすことができます。
話の構成を無意識に考えている
営業パーソンはセールストークをいつも考えているため、日常会話でも話の構成を無意識に考えてしまうということがあります。もちろん、セールストークをしている間や仕事中はそれでも良いのですが、プライベートな会話にまで話の構成を常に考えているのは職業病と言えるかもしれません。頭を休ませることができていないため、肩の力を抜いてシンプルに会話を楽しんで、上手に脳をリフレッシュさせましょう。
あるあるネタから見る営業職
上記のように、営業職にはある程度「あるある」と言えるような一定の傾向があることがわかります。具体的には、以下のような特徴が挙げられます。
<マイナスの特徴>
- ノルマや成績に追われがち
- 仕事とプライベートの区別がつきにくい
- 時間に厳しくなりやすい
<プラスの特徴>
- 達成感を得られやすい
- 社会人としてのマナーや仕事の基礎が身につく
- トークスキルが向上する
よく、営業職は大変な仕事と言われますが、特にマイナスの特徴の中でも「ノルマや成績に追われがち」「仕事とプライベートの区別がつきにくい」などが大変さにつながりやすいのではないでしょうか。
しかし、営業職には「社会人としてのマナーや基礎が身につく」「トークスキルが向上する」などのプラスの特徴もあります。プラスの特徴は上手に活用しながら、マイナスの特徴をいかに減らしていけるかが営業職として成功できるかどうかの分かれ目とも言えるでしょう。次章では、営業パーソンとしてステップアップするためのコツをご紹介します。
営業パーソンとしてステップアップするために
前述のように、マイナスの特徴をうまくカバーし、営業パーソンとしてステップアップするためのコツを3つご紹介します。
コミュニケーション能力を高めよう
営業パーソンとして最も重要なのは、コミュニケーション能力を高めることと言えます。これは単純にセールストークのスキルを上げるというだけでなく、相手が何を求めているのか、どう話せば場を居心地よくできるかといったニーズを汲む能力、空気を読む能力も求められます。
また、社外のコミュニケーションだけでなく、社内のコミュニケーションも重要です。営業パーソンが商品やサービスを販売するためには、そもそも商品やサービスを生産する人がいなくてはなりません。そのため、できる営業パーソンほど社内のコミュニケーションも大切にしているのです。
タイムマネジメントを上手にしよう
時間を厳守することは営業パーソンの基本ですが、ぽっかり空いてしまった時間をどうするかも営業パーソンにとっての悩みです。「あるある」でも触れたように、リフレッシュポイントをたくさん持っておいたり、どうしてもカフェや喫茶店などの落ち着ける場所が見つからないときはその場でもできるタスクを準備しておいたりするなど、スキマ時間の使い方が上手になると、よりよい仕事ができるようになります。
自己分析を行おう
自分の営業プロセスをきちんと理解し、目標に到達するには何が必要か考えて行動することも必要です。これにより、常にノルマに追われたり、お気に入りの商品ばかりを推してしまったりというリスクが少なくなります。フレームワークなどを利用して、自分の営業プロセスを客観的に分析してみると良いでしょう。
営業パーソンにあるあるネタはつきもの。上手にステップアップにつなげよう
営業パーソンあるあるネタは、それだけで流してしまうにはもったいないです。あるあるネタには、ほとんどの営業パーソンが弱みと感じていることや、気づかない強みが隠れているもの。今回ご紹介したように、あるあるネタから改善できるポイントを探し、上手に営業パーソンとしてステップアップしていきましょう。