ウイングアーク1stと、NTTデータグループのデータマネジメント専門会社であるリアライズは、企業の経営状況の把握や意思決定のためのデータ活用の普及・浸透を目的に、2019年10月25日に業務提携契約を締結した。
ウイングアークの強みである可視化のためのビジネスインテリジェンス(BI)「MotionBoard Cloud」と、リアライズの強みであるデータプレパレーション・サービスを組み合わせたデータエンパワーメントソリューションを11月22日より提供する。
今回の業務提携は、長年にわたり多くの企業にBIツールを導入し、可視化のノウハウを保有しているウイングアークが業界や業態、業務に適したダッシュボードのテンプレートを用意し、データマネジメントの深いノウハウとデータ整備技術を有するリアライズが提供するデータプレパレーション・サービスを一体化したもの。
これにより、顧客は自社に適したダッシュボードのテンプレートを選ぶだけで、手間と時間のかかるデータプレパレーションの労力をかけることなく、短期間で本来の目的であるダッシュボードによる可視化の効果を得られる。また、データプレパレーションの処理を自前プログラムやエクセルのマクロなどでコーディングする従来の手法は、組織変更や商品追加などが発生した場合に迅速な対応ができないことも多くみられた。本サービス利用により、データの加工や結合などの処理に修正が必要になった場合でも、柔軟に適切な変更対応を行うことができ、本来の目的である経営情報の把握や意思決定などのデータ活用に専念することが可能となる。
なお、本提携によるデータエンパワーメントソリューションの第一弾として両社は「営業パイプライン可視化サービス」をリリースする。「営業パイプライン可視化サービス」は、データ可視化領域をウイングアークのMappaおよびMotionBoard Cloudで実現し、データプレパレーション領域にはリアライズが保有するデータマネジメントノウハウやAI法人名寄せクラウドサービス-Data-Masterなどを組み合わせたワンストップサービス。