AIベンチャーのストックマークは、自社サービスの改善に向けてクアルトリクス製品を採用したことを発表。
ストックマークは、東京大学大学院情報理工学研究科におけるテキストマイニング・ディープラーニングの研究をベースに、2015年4月にスタートした東大発ベンチャーで、ニュース及びナレッジ共有プラットフォーム「Anews」、経営情報分析・意思決定支援プラットフォーム「Astrategy」、営業業務プロセス支援プラットフォーム「Asales」など、AIとテキストマイニングのテクノロジーを活用した企業向けのサービスを提供している。
なかでもAnewsは2016年の開始以来ユーザー企業が1,500社を超えるサービスに成長したが、その一方で急速な顧客数の増加に伴い、カスタマーサクセス業務の効率化が急務となっていた。また今後のさらなる自社サービスの拡充に向けて、顧客の声を客観的に分析し、真の要望に応えて効率的な製品開発を行う基盤を必要としていた。
そこで、顧客フィードバックを得る手段としてNPS(ネット・プロモーター・スコア)調査を導入することを決定し、運用基盤としてクアルトリクスのCustomer Experience ソリューションを採用した。
導入により、NPSの数値を測定しその数値の要因を分析し、今後の製品開発に顧客の声を反映させるとともに、独自機能である「Driver IQ」の分析・提案機能を用いることで、製品開発の効率化も見込んでいるという。これにより真に必要とされている機能を迅速に開発・リリースするサイクルを構築し、顧客満足度および顧客更新率の向上を図る。
さらに、収集した顧客の声を定性的なテキストデータとして、ストックマークのもつ高度な自然言語処理技術により解析することで、日々のサービス改善に活かしていく。全社的にも「アジャイル経営」の実現に向けたデータドリブンでのプロダクト開発文化の醸成を目指す。