セールスフォース・ドットコムは、クボタがグループ全体で取り組むデジタル変革プロジェクトを支援し、全国販売拠点の業務効率化と農家へのサポート対応力強化のために、Salesforceが採用されたことを発表。
クボタはこれまで農業における機械化一貫体系をあと押ししてきた。しかし、農業人口の減少、高齢化など日本の農業を取り巻く環境が大きく変化するなかで新しいかたちのサポートが求められていた。
そこで、これまでの農業機械の提供に加え、農業の生産から販売まで農業をより総合的に支援するための新しい顧客支援体制を推進。とくに、大規模・法人農家の事業効率化や収益性向上などの新しい農業ビジネスモデルに応えるため、日本全国に広がる販売営業所が保有する顧客情報やこれまでの成功体験などのノウハウをスピーディーに提供できるシステムを構築した。Salesforceのクラウドを中心としたデジタル技術を利用することで情報をタイムリーに共有し、営業の課題解決提案や現場での迅速なサービス対応が可能となった。
株式会社クボタ 代表取締役 副社長執行役員 北尾 裕一氏は次のようにコメント。
「クボタでは ”On your side” (お客様に寄り添っていく)の精神のもと、農家にとって最も信頼されるパートナーを目指しています。そのために、今回のクラウド導入は必要な取り組みでした。これからは、すべての農家が農業は楽しいと感じてもらう、そして、何より農業が成長産業であり、農業の魅力を世界に向けて発信するクボタで在りたいと思います」
9月25日から2日にわたって開催されるセールスフォース・ドットコム主催の「Salesforce World Tour Tokyo」では、9月25日午前10時開始の基調講演にクボタ・取締役専務執行役員の吉川氏がゲスト登壇する予定。