ブリングアウトは、経営変革を支援するAXファームとして新たな体制を発表した。
ブリングアウトは商談解析AIの個別カスタマイズ支援から脱却し、共通AIエージェントOSと8種の業界別エージェントをリリースした。また、コンサルティングファームとエンジニア出身のメンバーからなる、AXチーム(AI transformationチーム)を新設した。

1.AIエージェント基盤
ブリングアウトのコンサルタントが社内で活用する、非構造データ解析とAI設計のための統合基盤です。商談情報収集・タスク分解・ワークフロー制御・データ接続・アクション実行・ガバナンスの機能を備え、特定した論点を現場で動く仕組みに変換する。
- 会話・テキスト・画像などの非構造データを自動解析し、意味単位にブロック化
- 要約・採点・分類・アドバイス生成などの思考タスクを汎用化させて精度と速度を向上、選択操作で実行可能
- 自然言語で書かれたプロンプトを自動でYAMLワークフロー化し、他ジョブと連携
- 処理ごとに適したLLM・音声書き起こしエンジンを選択
- 分析結果をグラフやスコアとして視覚的に表現・共有
さらに、元データに対して任意のラベルを付与し、AIが理解できる構造化データに変換することで、エージェント開発・運用をスピーディーにする。
2.ユースケース特化エージェント


- 営業:商談自動採点・改善案生成
- 人材育成:得手不得手に応じたAIロープレ(シナリオ自動生成+実施)
- CX改善:顧客の声に基づく自社サービスの改善点把握
- 営業:過去商談に基づく足元案件の受注確度自動推定
- 市場理解:顧客発話からの競合・業界動向や自社評価レポート生成
- 提案最適化:顧客ニーズの自動カテゴライズと商材の自動マッチング
- 会議運営:意思決定比率の自動判定とアラート
- CS/収益:継続リスク判定およびアップセル機会のアラート
これらは汎用エージェント基盤のうえで動き、スピーディーに自社固有の論点を設定したカスタマイズ版の形で利用することが可能となる。
3.AXチーム


今回の刷新に合わせ、ブリングアウトはAI Transformation(AX)を実装する専門チームを新たに組成した。
McKinsey、BCG、Accentureなど戦略ファーム出身のコンサルタントに加え、Google、Amazonなどの国内外のテック企業でAI・ソフトウェア開発をリードしてきたエンジニアが参画。
このチームは、戦略設計・データ構造化・AI実装・現場運用を一気通貫で担い、企業ごとに何を解くかとどう解くかを統合的にデザインする。
ブリングアウト 代表取締役 中野慧氏のコメント
私たちは、AIを導入する会社ではありません。変革論点の抽出と、そのAI実装、組織定着まで一気通貫して支援し、"経営変革を常在化させる"AXファームです。
戦略コンサルティングの知見とAIエージェント技術を掛け合わせ、組織が変わり収益インパクトを生み出す仕組みを設計していきます。
