シンカは提供する顧客対応クラウド「おもてなし電話」に「電話音声テキスト化機能」を追加したことを発表。「おもてなし電話」とは顧客からの電話着信と同時にパソコンやタブレット、スマートフォンに顧客のさまざまな情報を表示することができるクラウドCTIサービス。
今回追加される電話音声テキスト化機能とは顧客対応クラウド「おもてなし電話」のオフィス固定電話の全通話録音機能を強化したもので、AIを利用し録音された電話音声をテキスト化する機能。通話録音により保存された電話音声データをAIの学習データとすることで、音質の良くない電話音声を実用レベルでテキスト変換することに成功したという。本機能は2019年9月2日より提供され、7,000時間分の通話録音と月30時間分の音声のテキスト化が可能。
電話音声をテキスト化することで、社内共有やあとからの検索が容易に。属人的になりがちな電話対応について「担当者でないとわからない」状態を防ぐことができる。クレーム電話の履歴確認はもとより、退職済社員や新人の電話対応チェックなどにも活用できる。
今後は、テキストに事前登録ワードが含まれる場合にアラートを表示する「アラートワード表示機能」、自社でよく使う単語の登録ができる「ユーザー辞書機能」、AIによる「自動要約機能」などの機能を順次リリースする予定。