インバウンド商談ツール「immedio(イメディオ)」を提供するimmedioは、CRMで管理されている既存リードに対し、行動選択肢を1ページに集約して提示できる「振り分けページ機能」を正式リリースした。

リリースの背景
本機能は、インサイドセールスの現場から実際に寄せられた課題感に応えるかたちで生まれた。
- MA(マーケティングオートメーション)ツールを使わなくても、immedioの管理画面内だけでアクションの分岐設計を完結させたい
- ユーザーの回答や属性に応じて、案内する日程調整URLやアクションを出し分けたい
従来、こうした分岐設計はMAツールやスコアリングを駆使しなければ難しい。しかし今回の振り分けページ機能により、“質問→回答→アクション分岐”までを、ノーコードで完結できるようになった。
機能の特徴
商談・契約につながらなかったリードへの再接続を設計する

一度はアプローチしたものの、商談や契約に至らなかったリード。従来であれば、失注や静観枠として扱われていたこうした接点を、今の関心に合わせて再設計する。
「いま改めて資料を見たい」「実績を確認したい」「少し温めてから話したい」など、さまざまな温度感を受け止め、ユーザー自身が次の行動を選べる接客体験を設計できる。
複層的な導線設計にも対応 リード状態ごとの追客設計も可能に

振り分けページは、複数のアクションを1ページに集約できるだけでなく、選択肢ごとに次の振り分けページをつなげ、段階的にアクションを出し分ける複層的な導線設計にも対応している。
たとえば、「セミナーに興味あり」と選んだ人には、オンデマンド視聴・関連資料・日程調整の導線を出す。「まだ検討段階」と回答した人には、比較表や事例資料など、検討を深める行動を提示する。
構造的な分岐により、ただ送って終わりの接客ではなく、リードの状態ごとに適切な次の一手を設計するCRM施策の中核として機能する。
URLひとつで完結する仕組み
インハウスメールや、インサイドセールスからの再アプローチにおいても、振り分けページは、ひとつのURLで接客シナリオを届けることが可能になる。1通のメールから、それぞれの関心に応じた導線の分かれ道を提示し、次の商談行動へつなげる。
immedio Engineering中山大誉氏のコメント

この機能の追加を任されたとき、まず私自身がワクワクしました。
今までは日程調整URLを発行した相手がホットリードであるかを判断することが難しく、またどういった属性のお客様なのか、どういったニーズを持ったお客様なのかも事前に把握することが難しいという課題がありました。
今回の振り分けページ機能は、日程調整前に興味や関心度による分岐を設けることで、お客様の温度感や属性に応じたアプローチが可能になると感じたからです。
振り分けページに設定できるリンクは、日程調整URLのみならず別の振り分けページ、自社サイトの事例ページやYouTube、immedio Boxのコンテンツなど外部リンクも組み合わせられるため自由度の高い設計が可能です。
これまでは日程調整URLで商談獲得に至らなければそこで終わりでしたが、振り分けページを経由することで、商談獲得に至らなかった場合でも、興味を持ってくれたお客様に対して別のアプローチを試みることができるようになりました。
ぜひご活用いただけると幸いです。