ログリーが提供するアカウントインテリジェンスツール(※)「ウルテク」は、企業ごとに取得しているインテントキーワードを分類する新機能「インテントカテゴライズ」の提供を開始した。
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※アカウントインテリジェンスツールとは、ターゲット企業や担当者のニーズや購買意図をデータ解析で可視化し、マーケティングおよび営業活動の精度と効果を向上させるツール
開発の背景
BtoBマーケティングやセールスでは、企業の興味・検討度合いを正確に把握し、その結果に基づいて顧客起点のアプローチを個別に最適化することが重要となる。以前からウルテクは、企業のインテントデータを可視化してきたが、隠れたニーズを読み取り顧客理解を深めるためには、より具体的かつ文脈的なキーワード解析が必要だった。そこでウルテクは、独自のオンラインデータ解析技術を活用し、顧客の検索意図や興味分野を分類するインテントカテゴライズ機能の開発に至った。
機能の特徴
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1.インテントを把握
企業情報の一覧にインテントキーワードが表示されるため、今どのような製品・サービスや比較検討に興味を持っているのかが把握できる。
2.インテントキーワード分類
キーワードそのものの熱量を、独自の基準で分類し、競合製品の比較検討段階か、関連製品・サービスへの興味段階かなど、具体的な意図を明確にする。
営業やマーケティングの現場で活用しやすいように、「比較情報」「製品情報」「業界動向」などのカテゴリに振り分ける。
3.インテントキーワードのPDCAを回す
設定しているインテントキーワードが低い熱量の分類に集中している場合、その組み合わせやキーワードそのものを見直すことで、アプローチをスピーディに修正することができる。
短いサイクルで効果検証と改善を繰り返すことで、PDCAを回し、もっとも適したキーワードの運用を可能にする。
具体的な活用方法
- 比較検討中の企業に絞り込みアプローチ
「比較情報」のキーワードが多い企業を可視化し、競合製品との比較検討段階にあるリードや顧客を優先フォローできるようになる。さらにAIインテント分析(※)機能を活用して、企業ごとの具体的な検索意図や興味関心ポイントを踏まえた営業アプローチを可能にする。
※AIインテント分析機能:ワンクリックでサイト内外のインテントを可視化する機能
- ターゲット企業情報との組み合わせで、購買意欲の高い企業へアプローチ
インテントカテゴライズ機能に加え、業種・売上規模・所在地などの企業情報を組み合わせることで、購買意欲の高い企業を特定。狙いが明確になった営業リストを効率的に作成できるため、リスト作成工数を削減しつつ、営業アプローチの質と量の向上を図る。
- 広告・SEO経由で集客したターゲット企業をインテントカテゴライズで分析
広告やSEO施策に対する効果検証の際に新規流入企業の可視化するAccount Discovery機能(※)とインテントカテゴライズ機能の組み合わせが可能になる。自社サイト以外の製品・サービスを同時に検討している企業の数や質を把握することで、どの施策が効果的かを定量的に評価し、集客戦略の最適化につなげる。
※Account Discovery機能:外出先やリモート環境下でアクセスしても来訪企業名を可視化できる機能