アドビシステムズは、日立製作所が「Adobe Experience Cloud」のマーケティングと営業の連携を強化する新製品「Marketo Engage」を採用したことを発表。
日立製作所は、本年6月にコーポレートサイトトップページを改訂するにあたり、Marketo Engageのオプションサービスであるウェブパーソナライゼーションを活用し、来訪者それぞれに合わせた最適な内容を表示させてニーズにマッチするサイトへの送客実現を図った。
さらに、事業部門での長期にわたる顧客との関係構築を実現するマーケティング・営業プロセスをMarketo Engageのプラットフォームで実装することで、営業活動におけるデジタル化の加速を図ることができるということを評価し採用を決定した。具体的に次のような用途でMarketo Engageを利用していく。
- コーポレートサイトに来訪したユーザーの業種、関心、日立製作所との関わり合いかた、温度感を踏まえ、もっとも案内すべきコンテンツを表示させるコーポレートサイトを構築することで、日立製作所のブランド強化と見込み顧客最大化による事業貢献の両立を実現
- 新規、既存関わらずすべての顧客に対して配信するコンテンツを最適化することで、長期的な関係構築の実現
- マーケティング、営業間の情報連携強化による、適切なタイミングでの営業アプローチの実現
日立製作所ブランド・コミュニケーション本部デジタルコミュニケーション部部長代理の米山卓美氏は以下のようにコメントしている。
「Marketo Engageの機能を最大限活用し、特定顧客を含めた来訪者への情報提供強化や事業部門サイトへの速やかな送客を実現することで、コーポレートサイト役割をブランディングに加えて、事業にも貢献するサイトに変えるといったことだけでなく、日立製作所の幅広い事業体がそれぞれの部門で最適化したマーケティングを進めていたが、今後、営業活動のデジタル化とあわせて社内でのデジタルマーケティングの連携が拡大していくことになった」