ソフトブレーンは、CRM/SFA「eセールスマネージャー」に1回の入力で複数商材のステータスを管理できる機能を追加し、2018年10月1日から提供を開始した。これにより、特定のエリア内の企業に定期的に訪問したり、固定された顧客へ密に訪問し、ニーズ発生のタイミングを狙って繰り返し提案するといった日本企業に多い営業スタイルでも営業現場の負担を増やすことなく、CRM/SFAを活用できるようになる。
近年、CRM/SFAを導入する企業も少なくないが、入力が面倒、使いにくいなどの理由から営業現場に定着していない企業も少なくない。この背景には、一般的なCRM/SFAの多くは米国をはじめとする海外製、あるいはそれをベースにし設計したものがほとんどで、案件単位で営業を行う「案件型営業」にはフィットするものの、日本の企業に多く見られる、同一エリア内の企業を定期的に訪問する「定期訪問型営業」や、固定された顧客へ密に訪問し、ニーズ発生のタイミングを狙って繰り返し提案する「継続提案型営業」といった営業スタイルにはフィットしないことがある。
今回、eセールスマネージャーに搭載したのは、一度の営業報告で複数の商材や商談のステータスについて別々に管理することができる機能。本機能により、「多品種小ロットの商材」や「1回の訪問で複数の案件について商談」を行う営業でも、現場の営業担当者の入力は1回で済み、しかも登録された情報は関係するデータや画面にリアルタイムで反映されるため、入れ替わりの早い商材でも見込み数値や確度の管理が容易にできるようになった。
本機能は、PCはもちろんスマートフォン・タブレット端末でも直感的かつ容易に入力できるよう、ユーザーインターフェースや視認性に工夫を凝らしており、外出の多い営業担当者でも移動中のスキマ時間を使って入力ができるため、効率的な訪問と報告が可能になる。