マルチチャネルフォーム「Ask One」を提供するクリエイティブサーベイは、スマートドライブがAsk Oneを導入したことを発表した。
導入の背景
スマートドライブでは法人車両を所有する企業をターゲットにした「SmartDrive Fleet」を提供しており、新たな見込み顧客との接点を獲得するため、全国各地で行われる展示会をはじめとしたオフラインでの顧客接点を重要視している。しかしオフラインでの接点では、収集する情報や顧客情報の管理が属人化してしまい、ヒアリング内容の標準化や顧客情報の統合に時間と手間がかかっていた。
今回Ask Oneを導入することで、誰でも同じようにヒアリングできるようになり、対面でヒアリングした企業の法人車両に関する情報や名刺などの顧客情報を、オンラインでの接点と同じようにリアルタイムにCRMに統合。さまざまな顧客接点で収集した情報をリアルタイムに活用し、法人車両を所有する企業ごとに適切なアプローチを実現できるようになった。
また、いちど接点を持った顧客へのオンラインの接点においても、Ask Oneの活用により、ヒアリングフォームやアンケート回答、診断フォームを通してインタラクティブに顧客情報を収集・活用できる体制を構築する。
期待する効果
ヒアリング結果を元にした自動ランク判別で顧客接客の均質化
Ask Oneは23種類の「質問タイプ」と「分岐条件など」を組み合わせてヒアリングフォームを作成することができるため、展示会中にヒアリングする項目を明確に設定し、効率的に商材を訴求できる設計が可能になる。
分岐条件を活用し、ヒアリング項目で取得した内容をもとにして顧客対応方法の指針となるランクづけを自動で行うことで、優先順位づけのためのヒアリングやランク判断が標準化され、顧客への適切なアプローチが可能になる。
既存顧客向けウェビナーアンケートや診断コンテンツで顧客解像度を向上
既存サービスの拡販・ 顧客基盤の拡大のためには、さまざまな顧客接点で取得した情報を蓄積し、顧客カルテを充実させることで顧客解像度を高め、顧客にあったコミュニケーションをしていく必要がある。
さまざまなコンテンツを設計できるAsk Oneの特徴を活かし、一般的な企業情報や公開情報だけではなく、顧客の声をデータとして蓄積していくことで、アプローチの優先順位づけや新規サービス開発時のアプローチリストの作成などに活用できるようになる。
ウェビナー後のアンケートや顧客課題を把握するための診断コンテンツなど、Ask Oneを通してさまざまなかたちで顧客の声を収集し、顧客解像度を高める施策に取り組んでいく。
「Adobe Marketo Engage」 と連動したキャンペーンマネジメントで生産性向上
スマートドライブでは、これまでタスク管理ツールやAdobe Marketo Engageを利用し、マーケティングオペレーションの仕組み化を進めてきた。今回Ask Oneのキャンペーンリクエストフォームを利用することで、Adobe Marketo Engageを操作できない営業やパートナー担当のようなマーケティング職種以外からも、セミナーや展示会の接点時にフォームを入力することでキャンペーンを立てることが可能になる。
スマートドライブ マーケティング部 マネージャー 岡桃子氏のコメント
弊社は「移動の進化を後押しする」をビジョンに掲げ、モビリティデータプラットフォーム・フリートマネジメントサービスの開発・提供に取り組んでいます。今回Ask Oneを導入したことで、展示会オペレーションの効率化と応対者の対応品質平準化を進めることができ、より多くのお客様へ価値提供を行うことが可能となりました。さらに、これまではオペレーション観点から難しかった複数箇所での同時出展も可能になるなど、早くも効果を実感しています。
今後は、キャンペーンマネジメントのプロセスにAsk Oneを組み込むことで、キャンペーンデータベースを構築し、各施策の効果分析やマーケティングオペレーション効率化に活用できると期待しています。