オーディオブックの「audiobook.jp」を運営するオトバンクは、20代の若手社員を対象に、社内コミュニケーションに関するアンケート調査を実施した。
【調査概要】
調査期間:2024年5月28日
調査機関:アイブリッジ
調査対象:20〜29歳の会社員(正社員、契約・派遣社員)
有効回答数:合計500名
調査方法:インターネット調査
「社内コミュニケーションは重要」が8割以上
「仕事をする上で、日頃から社内コミュニケーションは重要だと思うか」と質問したところ、82.8%が重要だと思うと回答した(「重要」が41%、「どちらかといえば重要」が41.8%)。20代の若手社員の多くが、仕事上、社内コミュニケーションは大切だととらえていることがわかった。
若手社員の半数以上は「社内コミュニケーション不足」
一方で、実際に「社内コミュニケーションが十分に取れているか」と質問したところ、半数を超える50.8%が不足していると回答した(「不足している」が12.8%、「どちらかといえば不足している」が38%)。仕事をする上で、社内コミュニケーションは重要であると認識していても、実際にはコミュニケーション不足を感じている若手社員が多いことがわかった。
「気軽に相談ができない」「他の人の仕事が見えない」
「どういったことに社内コミュニケーション不足を感じるのか?」と、社内コミュニケーションが不足していると回答した若手社員に質問したところ、「気軽に相談できない」がもっとも多く46.5%、次いで、「他の人の仕事が見えない」が32.3%、「社内に一体感がない」が27.2%という回答だった。
若手社員が今後重視したいのは「音声コミュニケーション」約6割
メールやチャットなど文字を介した「文字コミュニケーション」と、対面や電話、リモート会議など音声を介した「音声コミュニケーション」、職場において、「今後どちらのコミュニケーションをより重視していきたいか」と質問したところ、「文字コミュニケーション」が41.8%、「音声コミュニケーション」が58.2%で、音声コミュニケーションを重視したいという若手社員がより多いことがわかった。
音声コミュニケーションはお互いの感情や意図を伝えやすいから
今後重視したいコミュニケーションとして、文字または音声を選んだ理由についても調査した。
文字コミュニケーションの場合は、「記録に残る」「相手の時間を気にしなくていい」という理由が音声に比べ多かった。一方で、音声コミュニケーションの場合は「お互いの感情が伝わりやすい」「お互いの意図が伝わりやすい」「相手の人となりがわかる」などが文字コミュニケーションに差をつけた。
社内ラジオ聴いてみたい「ながら聴きができ、時間を有効活用できるから」38.2%
「職場に社内ラジオが導入されたら聴いてみたいか」と質問したところ、若手社員のふたりにひとりは聴いてみたいと回答した。
聴いてみたいと答えた理由で多かったのは「ながら聴きができ、時間を有効活用できるから」が38.2%、「時間や場所を選ばず視聴できるから」が32%で、タイムパフォーマンスや利便性への期待だった。次いで多かったのは、「音声から熱量や想いも伝わってきそうだから」が31.1%という回答だった。