マツリカは、提供するクラウド営業支援ツール「Mazrica Sales(旧Senses)」とマーケティングオートメーションツール「Mazrica Marketing」が、仲介、内装のデザイン、移転後のアフターフォローに伴走し、顧客とビルオーナーを支えるオフィスナビに導入されたことを発表した。
以下、オフィスナビ社の担当者のコメント。
導入の背景
オフィスナビ社では、営業活動において案件管理アプリが活用されていましたが、運用には “営業工数の増加” と “営業活動のブラックボックス化” という大きな課題がありました。
当時利用していた案件管理アプリは、アクセスに手間がかかる・案件の一覧性に欠ける・担当者間での画面共有や同時編集ができない、などの点で営業担当者にとって非常に使いづらいものでした。そのため、このアプリは初期情報と成約情報を登録するためにしか使われず、ご成約に至るまでの各営業フェーズにおける情報の共有・編集はGoogleスプレッドシートで、データの分析はExcelで行われるようになっていたのです。
このように利用するツールが多層化した状態では、ツール間での手作業による情報の参照・転記が繰り返し求められるため、進捗管理や会議資料の準備、データ集計に多くの工数がかかり営業担当者の負担になっていました。またスプレッドシート上の情報は都度編集され、失注すれば削除されるので“誰がどのようなお客様に、どのように対応してきたか” が蓄積されず、不明な状態でした。
チーム営業の体制強化やエリア間での効果的な連携のためにも、こうした“営業活動がブラックボックス化した状況”を改善しコミュニケーションを促す必要性を感じていたところ、2018年ごろからオフィス市場が活発になり、数多くのお問い合わせが寄せられるようになりました。そんななか、これらの課題が顕在化したという背景もあり、運用の改善に向けた取り組みが始動しました。
導入の決め手
ツール選定において、重要な基準となったのは「ITに精通したメンバーでなくても使いこなせるか」ということでした。業界柄、ITに詳しいメンバーばかりではないため、誰でも使えるツールであることは重要なポイントでした。
この点Mazrica Salesは、直感的に操作できるUIが印象的で、アクセスしやすく日々の進捗を把握・共有しやすい、既存ツールの課題を解決できるツールだと感じたことが導入の後押しになりました。
導入後の変化と今後の期待
Mazrica Sales導入によって組織体制が大きく変化し、縮小した時期でも前年以上の売上を維持できるなど実際に定量的な成果も見えて、営業活動の生産性が高まったことを実感しています。また、過去の活動にまつわる情報も編集・削除されず残るようになったことで、課題だった営業活動のブラックボックス化が解消され、育成にもよい影響が生まれています。
現在は、MA(マーケティングオートメーション)ツールにおいても、これまで使っていたものから「Mazrica Marketing」に切り替え、集客〜受注までを1つのプラットフォームで管理するようになりました。これにより、商談情報をもとに、お客様のニーズや “以前ご成約に至らなかった” などの条件を反映したメールを配信することが可能となり、以前に比べてマーケティング施策の精度が高まってきた手応えがあります。
今後は効率化によって生まれた時間を、お客様をしっかりとサポートするため、私たちの強みであるデータベースに磨きをかけて集客力を高めるため、そしてオフィス仲介を軸に新たな事業・サービス展開に挑戦するために使っていきたいと思っています。コミュニティへの参加や改善要望を真摯に受け止め、オーダーメイドのツールかと錯覚するほど柔軟かつ迅速に応えてくださるマツリカのカスタマーサクセス担当の方々の対応力は、これまでに利用してきたどのツールにもない魅力だと感じています。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
クラウド営業支援ツール「Mazrica Sales」について
Mazrica Salesは、現場ファーストでビジネスの成長を支援するセールス・マーケティングプラットフォーム。蓄積された情報からAIが営業の成功・失敗事例を解析し、いつ・誰に・何を・どのように行うかを直接的に支援する。データ入力負荷の低さや、フェーズ別に個人の強み・弱み分析ができる特徴を用いて、情報蓄積の文化醸成やデータを活用した人材育成など、営業チーム変革へのアプローチを可能にする。
MAツール「Mazrica Marketing」について
Mazrica Marketingは、マーケティングと営業をシームレスにつなぎ、営業データを活用したマーケティング活動を支援するマーケティングプラットフォーム(MAツール)。案件の成約を最優先に考え、「見込み顧客の創出」から「営業案件の成約」までひとつのツールで完結。営業データを基にしたリスト作成、メール配信に加え、ウェブ行動の履歴は自動的に営業に連携され、マーケティング活動を効率化する。