immedioは、商談獲得自動化サービス「immedio(イメディオ)」がLayerXに導入されたことを発表した。
導入の背景
LayerXは、 支出管理を一本化するサービス「バクラク」を中心に、三井物産らとの合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用し企業や行政における業務効率化・データ活用を支援する「AL・LLM事業」などを運営している。
同社では展示会出展を重要なマーケティング施策のひとつに位置づけており、展示会場で取得したアナログな名刺情報のデジタル化、会場で会った顧客との商談予定の設定についてオペレーション上の課題があった。
immedio Formsは、商談獲得自動化サービスimmedioと連携可能な名刺OCR機能付きフォーム。利用企業はフリーテキスト、ラジオボタン、チェックボックスなどを組み合わせて柔軟なアンケートを作成することが可能で、氏名やメールアドレス等の取込においては名刺OCR機能を活用することができる。また、名刺の裏面やメモ書きを写真としてデータベースに取り込むことも可能。
同社はimmedio Formsを活用することで、名刺をその場で即時データ化できること、ヒアリングした内容をその場でフォーム入力し、名刺情報と紐づけてSFAに連携できること、フォーム送信後に最適な営業担当チームのカレンダーが表示されその場で商談設定ができることを評価し、immedio Forms導入を決定した。
また、同社ではインサイドセールス担当者が架電から商談を設定する際にもimmedio Formsを活用している。Salesforceからimmedio Formsに顧客の氏名、会社名、メールアドレス等を転記する機能を活用し、インサイドセールス担当者はimmedioの画面をクリックするだけで商談が設定できるようになった。immedioの機能で、その後の会議通知送信やリマインダー送付も自動化されている。
導入後の変化
1. immedio Forms導入により展示会実施2週間以内の商談化率は3倍以上に向上
immedio Forms導入により「その場で商談を設定する」という意識が醸成され、会期2週間以内の商談化率は3倍以上に向上した。immedio Formsであれば複雑な割当ルールにも対応しているため、展示会場で会った顧客の属性をフォームに入力するだけで商談差配をしたいセールスチームの最適なカレンダーが表示されるため、スムーズな日程調整が行えている。
2. immedio FormsとSalesforceの連携を活用し、商談確定時のオペレーションを効率化
Salesforceからimmedio Formsに情報を自動転記し、immedio上で商談確定業務を行っている。これにより顧客情報の転記ミスがなくなり、ストレス負荷の高い反復作業をかなり軽減することができ、業務効率化を実現することができた。