アドバンスト・メディアが提供する「AmiVoice 議事録作成支援システム」が、コンコルディア・フィナンシャルグループと、子会社の横浜銀行・東日本銀行に採用された。
コンコルディア・フィナンシャルグループ各社では、役員レベルの各種会議において活発な議論をしており、討議内容を記録するための正確な議事録の作成がますます重要となる一方、議事録作成にかかる作業と時間の負担が大きいことが課題となっていた。なお、会議の内容上、ウェブ経由で情報を受け渡す構成でのシステム化には抵抗感があった。これらの課題に対応し、社内会議などの議事録作成の業務を効率化することを目的に、AI音声認識を活用した「AmiVoice 議事録作成支援システム」が採用された。主な導入効果は下記3点。
1.文字起こしの負担の軽減
簡単な操作で会議の音声ファイルをテキスト化でき、文字起こしに要する時間が大幅に短縮された。会議での発言をリアルタイムで音声認識させた場合には、会議の終了と同時にテキスト化も終了するため、会議直後に討議内容を把握し、論点の確認ができるという効果もある。また、従来「作成」と、作成者と別の担当が内容をダブルチェックする「再鑑」をそれぞれ人の手で行っていたが、システムが「作成」したものを人が「再鑑」することとなり、工程が短縮された。
2.再鑑・修正時間の大幅な短縮
同システムで作成する電子ファイルでは、音声と認識結果の文字が紐づいており、編集ソフト「AmiVoice Rewriter」により、キーボード操作のみで音声再生と文字編集が行える。誤認識した箇所の特定、当該箇所の音声の聞きなおし、当該箇所の修正を、キーボード操作で簡単に行うことができ、再鑑・修正に要する作業時間の大幅な短縮が可能に。
3.セキュリティの確保
同システムは、パソコン内で音声認識を行うため、インターネット回線により情報を授受することに伴うリスクは発生しない。
「AmiVoice 議事録作成支援システム」は、これまで日本全国の自治体・各省庁や一般企業向けに約300件の導入実績がある。