営業DXサービス「Sansan」は、法人向け商品・サービスを提供する企業で自社のマーケティングに関わる900名のビジネスパーソンを対象に「BtoBマーケティングに関する実態調査」を実施した。
調査概要
- 調査名:BtoBマーケティングに関する実態調査
- 調査方法:オンライン上でのアンケート調査
- 調査地域:全国
- 調査対象:法人向け商品・サービスを提供する企業で自社のマーケティングに関わるビジネスパーソン900名
- 調査期間:2023年5月9日~5月11日
- 調査企画:Sansan株式会社
※本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合がある。
企業規模を問わず9割以上が「BtoB事業でもマーケティングは重要」と回答
法人向け商品・サービスを提供する企業で自社のマーケティングに関わる900名のビジネスパーソンに、BtoB事業におけるマーケティングの重要度をたずねた。その結果、「非常に重要だと思う」が38.6%、「やや重要だと思う」が52.3%と、全体の9割以上が「重要」と回答。この傾向は、企業規模を問わず顕著となっている。
重要だと思う理由、「売上目標・予算の達成」「商圏を広げる」など
前問で「BtoB事業でもマーケティングは重要」と答えた818名にその理由をたずねた。その結果、第1位は「売上目標・予算の達成(40.6%)」、第2位は「商圏を広げる(34.4%)」、第3位は「プッシュ型の営業活動だけでは限界がある(31.1%)」となった。マーケティング施策が売上拡大策として期待されていることがうかがえる。
主な施策、「展示会への出展」「WEB広告」「オフラインセミナー開催」
BtoBマーケティングで実施している施策の上位は、第1位「展示会への出展(42.0%)」、第2位「WEB広告(36.0%)」、第3位「オフラインセミナー開催(30.8%)」となり、オフライン・オンラインの両方を駆使したハイブリッドなマーケティング活動が行われていることがわかった。
「十分な成果が出ている」は13% 8割以上が何らかの課題を抱えている
BtoBマーケティングの成果について「十分な成果が出ている」と答えたのは13%で、8割以上が何らかの課題を抱えていることがわかった。
成果が出ている企業が注力している取り組み、「マーケティング戦略の立案」がトップ
前問で「十分な成果が出ている」と答えた117名に対し、注力している取り組みをたずねた。その結果、第1位「マーケティング戦略の立案(36.8%)」、第2位「データ分析、レポーティング(35.9%)」、第3位「顧客データ、顧客リストの整備・更新(33.3%)」が上位となり、データの整備・活用に力を入れていることがわかった。
「顧客データベース」の整備ができている企業は24.3%
BtoBマーケティングの施策実施にあたり重要な「顧客データベース」の整備ができている企業は全体の24.3%となった。また、マーケティングの成果が出ている企業ほど顧客データベースの整備、活用が進んでいることがわかった。
顧客データベースの望ましい状態
顧客データベースがどのような状態であることが望ましいかをたずねた。その結果、第1位「データの内容が正確(35.7%)」、第2位「全てのデータが一元管理できる(35.1%)」、第3位「必要なデータを簡単に抽出できる(32.9%)」、第4位「データが常に最新に更新されている(32.8%)」、第5位「部署横断・全社で共有できる(31.2%)」が上位となった。