企業向けにマーケティングやAI、BtoB人材の育成SaaSサービスを提供するグロースXは、大企業(従業員数1,000名以上)の経営者・役員、人事責任者100名を対象に「大企業のリスキリング予算の確保に関する実態調査」を実施。その結果を発表した。
- 調査概要:大企業のリスキリング予算の確保に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2023年2月20日~同年2月22日
- 有効回答:大企業(従業員数1,000名以上)の経営者・役員、人事責任者100名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
調査結果
所属する企業において、2023年度予算としてリスキリングの予算を確保/検討しているかたずねた。その結果、45.0%が「確保している」、32.0%が「検討している」と回答。計77.0%が2023年度のリスキリング予算を確保/検討していることがわかった。
Q1で 「確保している」「検討している」と答えた回答者に、マーケティング分野においてリスキリングの予算を確保/検討しているかたずねた。その結果、48.1%が「確保している」、41.6%が「検討している」と回答。計89.7%がマーケティング分野においてリスキリングの予算を確保/検討していると回答した。
Q2で「確保している」「検討している」と答えた回答者に、2022年度にマーケティング分野において確保/検討した、2023年度のリスキリング予算額をたずねた。その結果、「3000万円以上」(34.8%)がもっとも多くなり、「1000万円~2000万円未満」(17.4%)、「2000万円~3000万円未満」「500万円~1000万円未満」(同率11.6%)と続いた。
Q1で 「確保している」「検討している」と答えた回答者に、マーケティング分野以外でリスキリングの予算を確保している分野をたずねた。その結果、「DX」(63.6%)がもっとも多くなり、「プログラミング」(53.2%)、「データサイエンス」(46.8%)と続いた。
Q1で 「確保している」「検討している」と答えた回答者に、2023年度どのような方法でのリスキリングを検討しているかたずねた。その結果、「eラーニングサービスの活用」(55.8%)がもっとも多くなり「外部セミナーの受講」(54.5%)、「コーチングサービスの活用」(46.8%)と続いた。
2023年度に検討しているリスキリングの方法(自由回答・一部抜粋)
Q5で「現在は検討できていない」「わからない/答えられない」以外を答えた回答者
- 59歳:web情報を活用したグループワーク
- 64歳:海外の先進的な店舗の視察
- 44歳:講師を呼んで勉強会
- 59歳:スマホを活用したマーケティング学習ツールの導入
- 63歳:ベンダーの教育担当
- 41歳:外部講師
- 51歳:セミナー
Q1で「していない」と答えた回答者に、2023年度リスキリング予算を確保していない理由をたずねた。その結果、「目的やゴールが明確化できていないから」(33.3%)がもっとも多くなり、「社内規程などの環境整備が出来ていないから」(26.7%)、「予算が不足しているから」「人材が不足しているから」(同率20.0%)と続いた。
2023年度リスキリング予算を確保していない理由(自由回答・一部抜粋)
Q7で「わからない/答えられない」以外をと答えた回答者
- 62歳:費用対効果の検証中
- 64歳:社内での能力向上施策を優先させたいため
- 57歳:経営状況が厳しく、リスキリングに予算を割く余裕がない
マーケティングに必要な知識を体系的に学べ、所属する企業の業務に落とし込んで実践できる学習システムに興味があるかたずねた。その結果、41.0%が「興味がある」、23.0%が「どちらかといえば興味がある」と回答。64.0%が「興味がある」と回答した。
Q9で「興味がある」「どちらかといえば興味がある」と答えた回答者に、マーケティング力の底上げに貢献する学習システムを活用したい理由をたずねた。その結果、「マーケティングが重要視されているから」(62.5%)がもっとも多くなり、「施策や事業の幅を広げられると思うから」(59.4%)、「自社にマーケティング人材が不足しているから」(54.7%)と続いた。