コードキャンプは、DX推進に取り組む企業を対象としたDX人材育成・リスキリングソリューションの拡充を発表した。DX推進レベルを可視化するアセスメントの提供や「プロジェクトマネジャー養成講座」「システム運用管理者養成講座」など、DXを推進する人材育成のカリキュラムを提供する。
コードキャンプは、経営戦略を実現するための手段として、DX人材育成やリスキリングを支援している。DX人材育成ソリューションでは、全社員向けITリテラシー教育から、現場のDX推進の中心となるリーダー教育、DXを推進するコア人材(マネジメント人材)育成などの研修メニューを提供。企業の目指す将来像から逆算して、必要な人材の定義や研修の計画・実施を行う。
目的別のDX人材育成プログラム(一部)
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DX概論講座・基礎講座
IT全般知識、データサイエンス、AIの3分野に関する基礎知識を身につけ、DXを支える技術や活用事例を理解。ワークショップを通じて、自身の業務に対するDXを思考できるようになることを目指す。
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業務効率化実践講座
業務効率化・自動化のために必要な「業務フローの作成」「業務フローにおける非効率箇所の発見」の考え方を学び、実践方法として、コードレス開発、RPA、GASなどを学習する。
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データサイエンティスト養成講座
機械学習やディープラーニング、学習モデル適用のプロジェクト型学習を実施し、現場でのAI活用や適切なレポーティングなど、実践的なスキル習得を目指す。
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プロジェクトマネジャー養成講座
PMBOKに準拠したプロジェクトマネジメントの基礎理論、ITプロジェクト推進のための予算管理手法やシステム運用管理方法を具体的なケースに即して学習する。
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システム運用管理者養成講座
社内システムを安全かつ安定的に運用管理するために必要な知識(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、セキュリティ)を身につけ、実務での活用を目指す。
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エンジニア/プログラマ養成講座
ITの内製開発に必要なシステム設計、実装、テスト手法に関して学習。開発現場で求められる高品質なコーディングスキルを業務未経験から習得する。
導入事例
グローバルメーカー(従業員数:10万人以上)
- 研修テーマ:全社員向けリスキリング研修
- 実施内容:自社製品のITサービス化や業務効率化のために全社員のITスキルレベルの底上げを実施。年間数百人規模が対象。知識習得にとどまらず、現場で使えることを目的に教材やワークショップを開発実施。
情報通信企業(従業員数:5,000人以上)
- 研修テーマ:業務効率化研修
- 実施内容:スタッフのオペレーションの改善意識やITを使った具体的な改善実施を促すために、中期での研修を実施。ITリテラシー、ノーコード開発、プログラミングと段階的にスキル強化を実施。
金融サービス企業(従業員数:3万人以上)
- 研修テーマ:ウェブマーケティング制作の内製化研修
- 実施内容:外注依存によるコスト増とスピード不足を解消するために、マーケティング部門のスタッフを対象にプログラミング学習を実施。2~3ヵ月の集中研修を実施し、サイト改修や広告制作を内製化。
総合商社(従業員数:5,000人以上)
- 研修テーマ:IT部門・発注者スキル強化研修
- 実施内容:システム発注者として、開発パートナーへ要件を伝えプロジェクトをマネジメントするための開発手法(ウォーターフォールとアジャイル)や要件定義や設計におけるドキュメント作成、スクラム型のシステム改修などを疑似的なプロジェクトに即して学ぶ演習形式を採用。約1週間のプログラム。