フューチャーアーキテクトは、SBI地方創生バンキングシステムとの業務提携に関する基本合意にもとづき共同で開発を進めている「次世代バンキングシステム」を、島根銀行に導入すると発表した。
次世代バンキングシステムの導入を決定した地域金融機関は、島根銀行で2行めとなる。導入1行めとなる福島銀行でのプロジェクトノウハウをベースに開発期間の短縮と効率化を実現し、2025年の本稼働を目指す。
次世代バンキングシステムについて
次世代バンキングシステムは、同社がこれまで全国30行以上の地域金融機関の改革を支援してきた実績とノウハウをもとに、ゼロベースで最適を追求したクラウド型基幹系業務システム。
最大の特徴は、業務プロセスを整理して勘定系コア機能をシンプルにし、マイクロサービスアーキテクチャによって、ビジネスの変化に柔軟かつスピーディーに対応できるよう設計している点。また、各システムに分散する顧客情報を一元化することで、リアルタイムデータを活用した経営戦略の施策立案やサービスの拡充をはじめ、店舗業務のデジタル化によるコスト削減や業務効率化を図る。さらに、バンキングサービスのAPI化によってアクセスチャネルの多様化を可能にする。
主要システム
勘定系システムのみならず、情報系システム、営業・融資支援システム、営業店システム、インターネットバンキングシステム等を包含し、地域金融機関に求められる業務機能の広範を有している。
- スリムかつコンパクトな記帳系「CORE Bank」
- リアルタイムデータを提供する「統合データマート」
- 営業・融資業務の効率化を実現する「FutureBANK」
- 完全ペーパレスの店舗業務を支える「営業店アプリ」
- 顧客チャネル拡大に柔軟に対応する「外部API基盤」
- スマートフォンやタブレットに最適化された先進的UIを提供する「個人・法人インターネットバンキング」