マイナビは、「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」を発表。
学生が企業選択する際のポイントは「安定している会社」が39.6%でトップに。「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(35.7%)を抜き、2001年卒から開始した集計方法以来、初めて首位となった。前年よりも数値を伸ばした項目として、「給料の良い会社」(19.0%)や、「休日、休暇の多い会社」(12.2%)があり、安定を求めるとともにワークライフバランスが成立するような職場で働きたい傾向が読みとれる。
学生が行きたくない会社は「ノルマのきつそうな会社」が34.7%でトップ。こちらも19年連続1位であった「暗い雰囲気の会社」(28.5%)を抜き、トップになった。また、「転勤の多い会社」(23.6%)が「仕事の内容が面白くない会社」(18.4%)を上回る4位となり、3位の「休日・休暇のとれない(少ない)会社」(24.9%)に迫る勢いだ。仕事内容の充実以上に、希望の勤務地や自分のペースで働ける企業を好む傾向があり、企業選択で重視するポイントとも通ずる結果に。
本調査は、2018年12月1日~2019年3月21日にかけて、2020年3月卒業見込みの全国大学3年生・大学院1年生、48,064名(文系男子13,341名、文系女子19,811名、理系男子8,789名、理系女子6,123名)を対象にインターネットで行われた。