mogは、同社が提供するワーキングママのキャリア支援サービス「ママノバ」に登録したワーキングママを対象に、育休を取得した“パパ”がどのようなことを家庭で担ったか、また、“ママ”はパパの育休についてどう感じているのかについて調査した。
調査概要
- 調査期間:2022年10月1日~10月31日
- 調査機関(調査主体):自社調査
- 有効回答数(サンプル数):80
- 調査方法(集計方法、算出方法):登録者へのWebアンケート
調査結果
パパは育休中、何を担当した?
パパが育休期間中に家庭でどのようなことを担当したか聞いたところ、「上の子のお世話」が41%で最多となった。また、「家事全般」が32%、「家事・育児全般」が18%で両方合わせると50%に。半数のパパは、育児や家事の一部分をサポート・手伝うというレベルではなく、産後ママの負担をかけないように家庭で活躍していることがかった。
<フリーコメント>
- 授乳以外のすべて。授乳もミルクの場合は担当してくれた
- 上の子の保育園の送迎、料理全般
- 家事全般、子どものお風呂、夜間ミルクを交代で担当しました
- 私の体に負担がかかる掃除機がけ、トイレ・風呂掃除、ゴミ出し。育児は母乳後のミルクを担当しました
- 上の子の保育園送迎、習いごとのつき添い、お風呂、おむつ交換や着替えなど育児全般。下の子のお世話は私が中心にやりました
パパの育休についてママの満足度は?
パパの育休についてママに満足度を聞いたところ、81%のママが「満足」と回答。多くのママがパパとともに育児ができたことに満足していることがフリーコメントからもわかった。一方で、パパが育休をどのタイミングで取るかについて反省の残る家庭や、パパの育休が長期化することで、仕事のモチベーション維持やキャリアとのバランスに課題を感じる家庭もあった。
<パパの育休、満足の理由>
- 産褥期は本当に体がつらかったので、横になる時間をつくってもらえたのがありがたかった
- 初めてのことをひとつひとつ2人で乗り越えてきたから
- 夫婦で育児だけに向き合えて過ごせたことは今後の子育てにおいても貴重な時間だったと思う
- 夫が家にいたおかげで産後すぐに外に出る必要がなく、苦手な料理をすることもなく、ゆっくり過ごせたから
- 産褥期に新生児のお世話に集中できたため
- 最初の子であったことからいきなり1人で育児するのは不安だったので、2人で一緒に出来たのは精神的に助かった
- コロナ禍、実家も遠い、越してきたばかり、長期入院という、体力皆無の四重苦を夫の助けで乗り越えられた
<パパの育休、不満の理由>
- 1番きつかった生後3カ月まで取ってもらえばよかったと後悔している
- 仕事のない生活に慣れてしまい、復職した時にグチが増えた。育休を取ったことで仕事へのモチベーションが下がったようで、会社を辞めないか心配になった