富士フイルムメディカルは、全国の医療現場における医療用画像情報システム及び医療用画像機器システムの販売・保守サービススタッフ向けに働き方改革アプリ「cyzen」を導入。リアルタイムな情報共有が可能になり、作業時間の削減につながった。
「cyzen」はレッドフォックス社が2012年から提供するアプリケーション。位置情報を活用することで、スマートフォンから出勤管理や報告書作成などが可能。導入企業は述べ1,300社以上。
富士フイルムメディカルは、2017年9月に「cyzen」を導入。導入前は障害による緊急対応が発生した場合、サポートセンターから、グループ内の全員にメールで対応依頼を行っており、誰が対応するのか、修理がいつ完了したのかが把握しにくい状況だった。各担当者の訪問先やスケジュールも共有されておらず、対応可能な担当者の調整は、電話やメールを用いて現場同士で行っていたため、顧客の障害復旧までに時間を要していた。それぞれの作業ステータスについて共有する仕組みもなく、確認が必要な際には電話やメールで個別に連絡をとる必要があったことから、従業員同士の情報共有・顧客対応にも時間がかかっていた。
「cyzen」を活用することで、スマホの位置情報で各担当者の作業現場を把握でき、各現場での作業開始・終了時間の入力や社内共有がリアルタイムで可能になったことから、作業現場の最適な割り当てが可能に。作業が長時間続いていることがわかれば、別のメンバーを応援に送ることなど、速やかな障害復旧と作業時間の短縮が実現できた。