Sansanは、同社のDXサービスを活用し、自社のビジネスや働き方に変化・イノベーションを起こしたユーザーを表彰する「Sansan Innovation Award 2022」の受賞企業を発表した。
Sansan Innovation Awardは、営業DXサービス「Sansan」のほか、インボイス管理サービス「Bill One」、クラウド契約業務サービス「Contract One」などSansanが提供するDXサービスを活用している企業や団体、個人が応募できる。独自性や成果・効果、社会性・影響力、活用方法の再現性、ユーザーコミュニティー「Sansan Innovation Community」への貢献度をはじめとする基準に基づいて総合的に選考する。
第4回となる今回、「Sansan Innovator」「Sansan DIGITALIST Innovator」に加え、Bill Oneの活用によりDXを加速させたユーザーを選出する「Sansan Innovator BO Prize」を新設した。
「Sansan Innovation Award 2022」受賞企業
【Sansan Innovator】
鈴与
(企業代表:データソリューション事業部 課長 田中 壮一氏)
220年にわたり物流を中心にさまざまな事業を展開し、現在は静岡県全域に約140社のグループ会社を展開。グループ全体での接点データベースの構築とDX推進を目的として約140社のうち50社にSansanの利用を拡大するとともに、定着に向けた働きかけにより、グループ会社間のシナジー効果を最大化する情報共有の文化を創出した。
加えて、オンライン商談の増加に対応すべくオンライン名刺の利用を推進し、高い利用率を実現。静岡県の地場企業に影響力を持つグループ企業として、自社のDX推進を県全体のDX推進につながる取り組みと捉え、グループ全体で向き合い成果を上げている点を評価した。
ベルシステム24
企業代表:業務統括本部 DX企画局 局長 川崎 佑治氏)
コンタクトセンター業界のリーディングカンパニーとして事業を展開し、近年ではクライアント企業のDXを推進する新たなビジネスの開発・サービスの提供にも注力。加えて自社内でもDXを加速させ、Sansanを活用した営業スタイルの変革に取り組んでいる。営業部門での高いアクティブ率を実現し、オンライン名刺の活用によりオンライン上の接点も蓄積し、人脈は会社の資産であるという意識も定着した。
Sansanのデータ統合機能「Sansan Data Hub」と既存のSalesforce連携にも取り組むなど、Sansanのデータベースを活用した営業・マーケティング活動の高度化により、業績向上を実現した点を評価した。
【Sansan DIGITALIST Innovator】
Sansanと各種外部システムやツールとのデータ連携によりDX推進に取り組んだユーザーに贈る特別賞
BSNアイネット
(企業代表:経営管理本部 デジタル化戦略室 マネジャー 南雲 智敬氏)
新潟県に本社を置き、地域課題解決を目指したITソリューションの提供を通じ、地域経済をけん引する企業・団体のDX推進を支援している。Sansan導入後に社内浸透を推進した結果、オンライン名刺設定率100%を実現。既存のMicrosoft OutlookおよびMicrosoft Teamsとの連携にも着手し、コロナ禍においても蓄積が進んだ接点データベースや、BIツールとの連携により可視化された案件情報などを用いることで、データに基づいた戦略的な営業・マーケティング活動にも注力した。
2022年度の経営方針にはSansanのデータベース活用を織り込み、データドリブンな組織の構築に向き合い経営革新につなげている点を評価した。
【Sansan Innovator BO Prize】
Bill Oneの活用によりDXを加速させたユーザーに贈る特別賞
日本ユニスト
(企業代表:取締役 経営管理室 室長 山口 和泰氏)
関西を中心にホテル開発・各種不動産開発事業を展開。営業活動のDXを目的にSansanを導入し、人脈の脱属人化により個からチームでの営業スタイルへの変革を実現した。加えてSansanのデータ統合機能「Sansan Data Hub」を活用することで高品質な顧客マスタを構築し、デジタルマーケティングを加速。営業活動のDXと並行して進めているバックオフィス業務のDX化では、請求書の9割をBill Oneへ移行する成果を出した。
Sansanを不動産営業プラットフォームとして活用しDXを推進している点に加え、Bill Oneを活用して請求書関連業務のRPA化を行うなど、ペーパーレス化に向けた先進的な取り組みを進めている点を評価した。