日本IBMは、三菱UFJ銀行が「タブレット口座開設」を導入し、一部店舗で利用を開始したことを発表した。
これまで日本IBMは、既存システム・現行業務への理解、IBMインタラクティブ・エクスペリエンスが有する知見、三菱UFJダイレクトUI/UX改善を含むビジネスデザインの実績を踏まえ、コンサルティング・サービスから将来を見据えたアーキテクチャーまで、エンドツーエンドで三菱UFJ銀行のシステム開発・運用を支援してきた。
今回導入されたタブレット口座開設は、顧客が店舗に設置されたタブレットを自ら操作し、その場で口座開設を完了できるサービス。新規口座開設時の顧客体験向上のため、営業店の環境も考慮したUI/UXのデザインを支援し、UI/UX検討からシステム構築まで完了した。
あわせて、当初チャネル毎に開発されていたシステムを、チャネル横断で再利用できるアーキテクチャーとしてAWS上に構築。システム構成を最適化し、開発コストやメンテナンス・コストの削減を図る。 また、光学的文字認識OCR・eKYCの導入によるセルフ化率向上・ペーパーレス化推進、オペレーターとの会話による非対面での手続き実現を通して、最短10分での口座開設や顧客の特性・要望に応じたサービスの提供、事務処理の効率化を目指す。