RevCommが電話営業・インサイドセールス従事者1,000名に対して「電話営業・インサイドセールス 1,000人 実態調査 by MiiTel」を実施し、営業成績向上に向けた課題や要因を管理職層とメンバー層で比較した。なお、管理職層とメンバー層は次の役職にて分類。
管理職層:経営者・役員、本部長、部長、次長、課長、係長、主任
メンバー層:一般社員、契約社員、派遣社員
管理職は「効率化」メンバーは「モチベーション」に課題感
部署やチーム全体の営業課題を尋ねる設問では、管理職層は「営業業務の効率化・生産性向上」が38.3%で1位、メンバー層は「部署・チームのメンバーのモチベーション向上」が34.7%で1位となっており、とくに管理職層において営業業務の効率化生産性向上に強い課題感を持っていることが明らかに。
成果向上に必要な要素「強いメンタル」が若手は最多
営業成果を高めるために必要な要素を尋ねる設問では、管理職層は「部署・チーム全体の高いモチベーションの雰囲気」が35.2%と最多であった。一方、メンバー層では29.8%で6位となり、管理職層とメンバー層で乖離が見られた。一方、メンバー層が営業成績向上への影響が強いと思う要因の1位は「強いメンタル」で39.8%であった。
「金銭的なインセンティブ」は立場問わずモチベーションに
仕事へのモチベーションが高まる要因を尋ねると「営業成績を達成することで得られる金銭的なインセンティブ」が管理職層で47.2%、メンバー層で48.5%と双方で1位を獲得。次いで、「公正な評価制度」が管理職層、メンバー層ともに2位という結果に。 部署/チームの教育制度で実施している施策
入社研修以外にも「振り返り」「フィードバック」の声
部署/チームの教育制度で実施している施策としては「入社時の研修」がもっとも多く33%という結果に。次いで「メンバーが自身の営業を振り返る」が24.7%、「社内のメンバー同士でフィードバックをする機会がある」が23.8%であった。
管理職は振り返り、メンバー層は「真似る」
自身が営業のスキルアップで実践している内容を尋ねると、管理職層は「自分で自分の営業を振り返る」が40.8%で最多であったのに対して、メンバー層は「社内の上司・先輩や優秀な人のやり方を真似る」が36.6%で1位、次いで「自分の営業を振り返る」が35.1%という結果に。
調査概要
- 調査対象:全国の電話営業・インサイドセールス従事者20-59歳男女
- 調査期間:2021年8月27日-9月2日
- 調査有効回答数:1,000サンプル