セールスリクエストは、現役のインサイドセールスを対象にインサイドセールス業務に関する調査を実施した。
8割以上が「必要」も、「不満あり」が4割超え
経験年数にかかわらず、8割超が営業プロセスにおいてインサイドセールスは「必要」と回答。
他方で、インサイドセールス職への満足度について尋ねると、業務の必要性にかかわらず職種自体に不満を抱いている層が一定数見られた。
不満要因は「給与報酬・社内の評価」が最多
満足・不満を形成する要素について尋ねると、満足群は「業務を通じた体験」、不満群は「インサイドセールスに対する社内の待遇・評価」がそれぞれ最多であった。具体的には、「満足」という回答では約6割が「業務内容・やりがい」「自身の成長・スキルアップ」を、「不満」という回答では約4割が「待遇・給与報酬」「社内の評価」を理由として挙げていた。
不満要因として挙げられた「待遇・給与報酬」について、インサイドセールス職に不満を感じている大半は「待遇・給与報酬」について「給与が低く、上がりにくい」との見解を示していた。満足度にかかわらず「待遇・給与報酬は低い、上がりにくい」という回答は全体の過半数を占めた。
不満を感じていても「続けたい」が過半数
インサイドセールス職に不満を感じている回答者にフォーカスし、別職種からインサイドセールスに異動したことでどのような変化が生じたのか調査を行った。
「業務のやりがい」「自身の成長」「待遇・給与報酬」「業務量・労働時間」「社内からの評価」それぞれの項目に関する変化を尋ねると、「待遇・給与報酬」以外の項目についてはすべて「良くなった」との割合が高く示された。
これらの結果から「待遇・給与報酬」については不満要因として強くあるものの、それら以外の要因に関しては不満群のなかでも「インサイドセールスに異動したことで改善された」と感じるケースが多いことが明らかに。
また、インサイドセールス職に不満に感じている群に対して、「今後もインサイドセールスを継続したいか」を尋ねると、約半数が「継続したい」と回答していた。