BEDOREとミズノは、深層学習と自然言語処理 (NLP) を活用した対話エンジン「BEDORE for Microsoft Teams」の運用開始を発表した。
働き方改革につながる中長期的なテーマとして、Microsoft Teams(以下、Teams)を活用したコミュニケーションの社内拡大と業務の効率化に取り組んでいるミズノ。さらなる定着化を検討する中で、人事総務部に寄せられる日々の問い合わせへの有人対応業務の効率化が課題となっていた。こうした問い合わせ対応業務をTeams上に集約することによる業務効率化や、「人に頼りすぎない仕組みづくり」を目指し、TeamsとAIチャットボットの連携による問い合わせ窓口の取り組みを開始。その後TeamsとAIチャットボットの連携性・拡張性のあるツールとしてBEDOREの導入を決定された。
BEDORE導入後は問い合わせの約半数が自動対応になるため、部門ひとりあたり約9.3%の業務効率化が見込まれる。なお、効率化により創出された業務時間は人事総務部のさらなる業務改革への取り組みに充当されていく予定だ。
今後はTeamsの有人連携機能を活用した複雑な問い合わせへの対応を積極的に展開するほか、AIチャットボットとの対話から各種分析を行うことで対応時間のさらなる削減を目指す。中長期的には、問い合わせ業務の標準化だけでなくOfiice365の機能拡張を活用した対話形式での自動予約や、RPA連携による自社ワークフローの見直しなどに取り組む予定が明かされた。