オープンワークが「新卒入社 VS 中途入社:どちらも満足度が高い企業ランキング」の結果を発表した。
新卒入社者と中途入社者それぞれの会社評価を集計し、両者の差を参照しながら企業をランキング化した同調査レポート。主に大企業などで行われている「新卒一括採用」では、特定企業のカラーが付いていない新卒社員を企業側が教育し育てていくことから、企業文化の浸透が高いともされる一方、新卒文化が強い企業は中途入社の社員が馴染むのに苦労するなどの声も社員クチコミで挙げられている。人材の流動性が高まっていく中、社員が入社形態に関わらず満足できる環境や組織づくりが必要となる社会情勢を鑑みて、調査が実施された。
各企業の社員クチコミを見ていくと、入社形態にかかわらず人材育成制度や評価制度など、「新卒・中途に関係なく1人ひとりが尊重され、平等に機会が与えられる環境」を評価する声が多く寄せられた。さまざまなバックグラウンドの社員が多く働く企業では、立場に関係なく意見が言いやすい、オープンでフラットな風土作りが行われている様子がうかがえる結果に。
サマリー
- 1位は大阪ガス、2位はジョンソン・エンド・ジョンソン、3位はベルパーク
- 入社形態に関わらない人材育成制度や評価制度など、機会が平等に与えられる点を評価する声が多く見られた
- 立場に関係なく意見が言いやすい、オープンでフラットな風土づくりに言及する声も
クチコミの紹介
「中途採用=自社でないスキルは外から補完という合理的な考えが浸透しており、最低限の社内ルールを守っておれば、これまでと違うスタイル、仕事の進め方に対し、細かく言われることはない。人事評価も公平ではあるが、多面評価の際に社内人脈が必要と思われるが、中途組に対してはある程度社内ネットワークがないことは考慮されている模様。昇格、昇進にそれほど影響はない。(中途入社:営業、男性、大阪ガス)」
「中途入社の割合が増えてきており、役職者の割合も半々といった印象であるため、新卒中途の区別なく評価され、昇進していると感じる。困ったら助けてくれるという環境であるため、ひとりで働いているということは感じない。(中途入社:営業、男性、日鉄ソリューション)」