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転職時、20代前半は「新しいスキル」、後半は「今までのスキル」を重視/日本デザイン調査

2021/08/31 08:00

 日本デザインスクールを運営する日本デザインは、転職を考えている①20代前半の会社員②20代後半の会社員を対象に、「若手社員の転職意識」に関する調査を実施した。

 はじめに、現在、転職を考えている理由についてたずねたところ(複数回答可)、20代前半と後半の結果の上位3項目はほとんど同じだった。

 その一方で、「会社の将来性に不安」の比率だけは20代後半がやや高くなる結果に。数年とはいえキャリアが長いと、会社を見る目はシビアになると推測される。

 続いて、何をきっかけに転職を考え始めたのか、きっかけとなった具体的なエピソードをたずねた。

転職を考え始めた理由(20代前半)

  • 上司が人を人と思っていなかった(20代前半/女性/愛知県)
  • 職場が近づいたら涙が出てくる(20代前半/女性/岡山県)
  • 時代に逆行している運営方法に理解ができない(20代前半/女性/大阪府)

転職を考え始めた理由(20代後半)

  • 友人の収入を聞いたときに自分が少ないと思った(20代後半/男性/佐賀県)
  • ボーナスの少なさと上司との人間関係(20代後半/女性/大阪府)
  • 自身のキャリアアップを望めないと思ったため(20代後半/女性/東京都)

 20代前半の転職希望者は、会社そのものに対する違和感、20代後半の転職希望者は、仕事をするうえで自分のレベルをどう上げるのかについて冷静に考えていることがわかる。

 では、転職を考えるうえで、どのような業種、業界への転職を考えているのか、転職先について、考えや希望などをたずねた。「同業種、同業界への転職を考えているか?」と質問したところ、年代別の結果はそれぞれ次のようになった。

 20代前半と後半で、「考えている」「考えていない」の比率がすっかり入れ替わるような結果に。20代前半は現在とは違うフィールドへ、後半はこれまでの経験が活きる同業界への転職を望んでいるといえる。

 そこで、転職を希望している業界について、上位3つまでを回答してもらったところ、上位3項目は20代前半と後半でかなり似た結果となった。

 20代前半では「IT業界」が微妙に多く、後半では「医療・介護・福祉業界」「メーカー業界」がやや多いことが相違点となっている。

 次に、それぞれの業界への転職を希望する理由についても具体的に聞いたところ、働き方や働く環境、将来のビジョンなどさまざまな意見が集まった、

その業界への転職を志望する理由(20代前半)

  • 新卒からの夢であるから(旅行・レジャー業界希望/20代前半/男性/大阪府)
  • 将来性があり、テレワークができそうだから(IT業界希望/20代前半/女性/富山県)
  • 人間関係を最小限にしたいから(IT業界希望/20代前半/女性/愛知県)

その業界への転職を志望する理由(20代後半)

  • 経験が活きるか、将来性が現在の業界よりもあるか(医療・介護・福祉業界希望/20代後半/女性/三重県)
  • フリーランスでも生きていけるスキルとなる(IT業界希望/20代後半/女性/兵庫県)
  • AIが発達しても失業しなさそうだから(インターネット業界希望/20代後半/男性/千葉県)

 ここからは、転職を通じてどのようなことを求め、何が大事だと考えているのかについて調査した。

 「転職を行ううえで重視していることを質問したところ(複数回答可)、20代前半では3割以上が「新しいスキルが身に付く(32.3%)」と回答した一方で、20代後半ではやはり3割以上が「今までのスキルが活かせる(34.0%)」と回答した。

 上位3つの回答結果は20代前半と後半でほぼ同数だったことから、数年とはいえ実際にキャリアを積んでいる20代後半は、これまでの経験をリセットするのではなく、活かすかたちで転職を望んでいることが読み取れる結果となった。

 そこで、「自身の将来のキャリアについて、転職を経たうえで明確なビジョンを持っているか?」と質問した。

 20代前半では4割以上が「明確に決まっている(7.1%)」「ある程度決まっている(33.3%)」と回答し、20代後半も4割以上が「明確に決まっている(6.5%)」「ある程度決まっている(37.0%)」と回答。20代前半と後半で、似た結果となった。

 同じ20代であることから、1~2年先の転職については意識の違いが生じても、将来のことについては考えにさほど違いが生じないものと推察される。

 最後に、転職を経た10年~20年後の将来に自身がどのような姿になっていたいかも聞いた。

将来こうなっていたい(20代前半)

  • 趣味を満喫して生きる(20代前半/女性/愛知県)
  • お金に余裕のある生活(20代前半/女性/福島県)
  • 不労所得者(20代前半/男性/滋賀県)

将来こうなっていたい(20代後半)

  • 自身のやりたいことが具体的にできている(20代後半/男性/鳥取県)
  • 子育てしやすく、希望の土地で働ける(20代後半/女性/三重県)
  • 想像できない(20代後半/男性/愛知県)

 さまざまな意見が集まったが、特に20代後半は自身や家族の人生のことを考えている人が多く、現実的な意見を持つ人もい受けられた。

調査概要

  • 調査期間:2021年7月29日(木)~2021年7月31日(土)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査人数:1,011人(①505名、②506名)
  • 調査対象:転職を考えている①20代前半の会社員②20代後半の会社員
  • モニター提供元:ゼネラルリサーチ


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