インフォコムは、製薬会社が医療従事者へ医薬品情報を提供する際に利用する営業支援サービス「DigiPro」でメール機能の提供を開始した。製薬会社と医療従事者のコミュニケーションがリモート主体となる中、製薬会社のDX化を推進していく。
コロナ禍を契機に製薬会社のMRは非対面による情報提供の機会が増加し、医療従事者とのコミュニケーションを円滑に進めるサービスの需要が高まっている。一方、医薬品情報提供に関しては、国のガイドラインに基づいて、製薬会社は内容の管理・保存が求められているため、医療従事者とのメール送受信は通常のメールと別の管理が求められる。
同社は、DigiProと製薬会社向けメールサービスを提供するフラジェリンの「Shaperon mail」の連携させることで製薬会社側は医療従事者とのメール送受信を国のガイドラインに則してDigiPro内で管理できるようになる。また、開封率などの情報も収集することにより、面談情報などDigiProに蓄積しているメール以外の情報も合わせて分析することができる。
サービス提供に際して、同社は「今後は面談情報やメールにとどまらず、個々の医療従事者とのコミュニケーション情報を分析・可視化し、製薬会社の情報提供を支援してまいります」とコメントを残した。