電通国際情報サービス(以下、ISID)は、東京ガスの従業員約8,000名を対象とした人事・給与・就業システムとして、ISIDが提供する統合人事システム「POSITIVE」が採用され、本格稼働が開始されたことを発表した。
東京ガスは、2020年度からの中期経営計画において、事業戦略の実行を支える基盤の強化に向けた「コスト改革の実行」、「DXの継続的実施」、「変化に対応する体制構築」の3点に取り組んでいる。人事部門では、生産性向上を目的とした業務プロセス改革が重要なミッションとして掲げられ、人事業務を効率化するとともに2022年に控える導管部門の法的分離などの組織改編への柔軟な対応を目的に人事基幹システムの刷新が決定。複数のパッケージが検討された結果、新たな人事基幹システムとしてISIDのPOSITIVEが選定された。
POSITIVEの稼働により、業務ごとに分散していた6つのシステムが統合されたほか、業務プロセス改革が実現されることで年間1万時間超の人事業務削減と約5割のシステム保守・運用コスト削減が見込まれる。