学情は、企業の人事担当者を対象に在宅勤務・テレワークによる若手社員への影響に関するアンケートを実施した。
「テレワーク」「自宅待機」など、新入社員の活躍に「影響がある」が43.7%
若手社員が在宅勤務・テレワークをする際に課題になる点は「モチベーションの状態をつかみにくい」が77.6%と最多。次いで、「報連相などのコミュニケーション不足」が65.8%、「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」が56%と続いた。「コミュニケーションを取る機会が減っているので、様子がわかりにくい」「プロセスの評価がしにくくなった」「オンラインでは、双方向のやり取りや細かな心情などの把握に限界を感じる」などの声が寄せられたほか、「例年よりも入社1年目での退職が増えた」「1年目での退職が例年はない職種でも、今年は退職が出てしまった」という声も。
「残業などの労働時間を把握しにくい」、「オンラインツールの活用が不十分」の回答は2割台という結果に。「テレワークで使用するチャットやウェブ会議システムは、中堅・ベテラン社員以上に使いこなすことができている若手社員も多い」「若手社員は、オンラインツールを問題なく活用できている」などの声が寄せられた。
2020年12月時点でのテレワーク実施率は59.7%
2020年12月時点でのテレワーク実施状況は、「以前(新型コロナウイルス感染拡大前)から導入し、現在も実施している」が7.4%、「新型コロナウイルス対策として導入し、現在も実施している」が52.3%と、実施率は59.7%であった。なお、「新型コロナウイルス対策として導入し、現在は実施していない」が18.8%、「導入検討中、導入準備中」が5.8%、「導入予定はない」が15.7%という結果に。
調査概要
- 調査対象:企業の人事担当者
- 調査日:2020年12月11日~12月18日
- 有効回答数:688件