日本オラクルは、日本電気(NEC)がサード・パーティ・データを活用した顧客に最適化された広告キャンペーンを実施する目的で、クラウド型データ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)「Oracle BlueKai」を採用したと発表。
NECは2016年7月、マーケティング・オートメーションの「Oracle Eloqua」を利用開始し、ターゲット属性やエンゲージメントをスコアリング機能で分析し、顧客に合わせたメール配信を行ってきた。利用開始前と比較し、クリック率が約7倍に向上するなど成果を上げてきた。
次のステップとして、オンライン上での顧客とのさらなるコミュニケーション拡大が課題に。また、国内のみならず海外でのブランディング向上に向けた施策として、メディアを活用した広告配信を行っていましたが、最適なターゲットに向けたより効果のある広告配信を実施したいという要望があった。
そこで、海外でも豊富なサード・パーティ・データを提供する「Oracle Data Cloud」と、自社のファースト・バーティ・データと組み合わせて最適な広告配信が実現できるDMPとして「Oracle BlueKai」の採用を決定した。
NECでは、「Oracle BlueKai」と「Oracle Data Cloud」を以下の点で評価。
- 現在稼働している「Oracle Eloqua」との連携に開発の必要がなく、マーケティング担当者は、セグメント別にターゲットした顧客への広告配信と、分析などが一元的に行える
- 「Oracle Data Cloud」は、50億を超えるサード・パーティ・データを保持しており、日本および海外市場における最適なオーディエンスのターゲティングが可能であることに加え、「Oracle BlueKai」を介して、広告主側のプラットフォームであるDSP (Demand-Side Platform)、ソーシャル・ネットワークの広告、検索広告などを柔軟に選択でき利用が可能であること
- NECのセキュリティ基準をオラクルのクラウド・サービスが満たしており、一連のマーケティング活動を、クラウド上でセキュアに管理が可能な点に加え、長年のパートナーシップによるオラクルへの高い信頼があること