Sansanは20代~50代のビジネスパーソンを対象に「今年のビジネスの出会い」に関する調査を実施した。
6割が出会いの減少を実感 54.5%が「(出会いの減少は)仕事に支障をきたした」
新型コロナウイルスの影響を受け、対面・オンライン問わず、2020年は初対面の社外の人と出会う機会が減った、という回答は64.6%と、6割を超えた。
出会いの機会が減ったことで、ビジネスパーソンの仕事にどれほどの影響があったかを探る設問を設けた。結果、緊急事態宣言によって外出や交流が制限され、社外の人と新たに出会うことが難しくなったことで、「仕事に支障をきたした」という回答は54.5%という結果に。
社外の人との新たな出会いが制限される状況下において、「オンラインイベントやセミナーを活用した」は31.1%、「これまでの人脈を活用した」は29.3%の回答を集めた。
また、「これまでの人脈を活用した」と回答したビジネスパーソンのうち、57.4%が、相手に連絡する際に、過去に交換した名刺を参照したと回答。相手の名刺情報を蓄積・管理しておくことは、いざというときのビジネスの一助になることが推察される。
64.2%がオンライン上の関係構築に難しさを実感 「記憶に残りづらい」の声も
今年、「オンライン会議システムを使ったミーティングをした」と回答したビジネスパーソンは73.6%という結果に。オンライン会議システム上の出会いで良かったこととして、「移動時間がなくなり、働き方の効率が上がった」という回答は63.8%集まった。一方、オンライン会議システム上の出会いで困った点を問うと、「相手の特徴や空気感がわからず、記憶に残りづらかった」という回答が50.9%であった。
また、オンライン上での出会いが増えたことによって「相手との関係構築が難しくなった」と感じるビジネスパーソンの割合は64.2%であった。オンライン会議システム上での初対面の出会いで困った点を問うと、「相手の特徴がわかりづらく記憶に残りにくい」「何気ない雑談が生まれにくい」という点が挙げられた。
ビジネスにおける出会いの重要性を「以前より大切に感じるようになった」が7割以上
「今年を振り返って、ビジネスでの新しい出会いや、実際に会う機会が減り、物足りなかったり、寂しく感じたりする」という回答は65.5%集まった。また、73%が「ビジネスにおける新しい出会いや人とのつながりを、以前より大切に感じるようになった」と回答した。
調査概要
- 調査方法:オンライン上でのアンケート調査
- 調査対象:社外打ち合わせの頻度が「月1回以上」ある20代~50代のビジネスパーソン
- 調査人数:1,011名
- 調査期間:2020年11月24日〜2020年11月25日